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カラーブリア州の大陸が対岸に見える、メッシーナ海峡。ティレニア海とイオニア海が合流する海峡に橋を架ける計画はあるが、現在はまだ本土から列車をフェリーに乗せてシチリアへと渡る。フェリーのデッキから眺めるメッシーナのペロリターニ山地は「シチリアへ来た」という感動を与えてくれる。
ルッジェーロ2世によって造られたノルマン時代の教会。しかし1908年の大地震によって、ほとんどが崩壊してしまった。
1919年に再建工事作業が開始されたものの、再び第2次世界大戦で爆撃を受けてしまい、現在は全体的に改築されている。中央の門には尖塔形の細かい装飾が彫られているのが特徴。内部の祭壇正面のすぐ右側の壁にはアントネッロ・ガジーニ作とされている『洗礼者聖ヨハネ像』がある。木の鮮やかな天井にバロック様式の祭壇、そして光輝くモザイク装飾が印象的。両側の通路には12使徒の像が飾られている。
1933年にフランス北東部のストラスブールの会社が建設した時計仕掛けの鐘楼。針が正午を指すと塔の中の装飾が動きだす仕組みになっている。塔の横の面にある大きな円盤は昔のカレンダー代わりの物になっている。
鐘楼の前にある泉は、1547年から1551年にかけて造られたジョヴァンニ・アンジェロ・モントルソリとドメニコ・ヴァンネッロの作品。貝や動物に囲まれながら川を象徴する像が横たわり、中心にはオリオンの像が建っている。
ガリバルディ通りから見ると地下にもぐっている、ノルマン時代末に建てられた小さな教会。
内部にはレパント海戦の時の勝利者、オーストリアのドン・ジョヴァンニの彫像がある。
港に沿って真っすぐに続くガリバルディ通りにある噴水。アンジェロ・モントールソリの1557年の作品。オリジナルは州立博物館に所蔵されている。
ネプチューンの泉からさらに港側に沿った道、リベルタ通りViale della Libertàの先にある美術館。13のサロンに分かれて、12世紀から18世紀の作品が所蔵されている。アントネッロ・ダ・メッシーナの『聖グレゴリウスの多翼祭壇画』(第3室)やカラヴァッジョがメッシーナに滞在中に描いた『ラザロの復活』Risurrezione di Lazzaro、『羊飼いの礼拝』Adorazione dei Pastori( 第6室)が必見。
出発地 | 鉄道名 | 所要時間 |
ローマ | fs線 IC | 約8時間 ICN(夜行)約9時間 |
ナポリ | fs線 IC | 約5時間40分~6時間14分 ICN(夜行)6時間14分 |
カターニア | fs線 IC.RV.R | 約1時間15分~2時間22分(15分~2時間に1便) |
パレルモ | fs線 R.RV.IC | 約3時間(1~2時間に1便) |
出発地 | バス会社 | 所要時間 | 料金 |
カターニア | SAIS | 1時間35分(平日30分~1時間に1便、㊐㊗30分~2時間に1便) | €8.40、往復€13 |
パレルモ | SAIS | 2時間45分(平日5便、㊏4便、㊐㊗5便、一部要乗り換え) | €14、往復€24 |
●カターニア→(A18)→メッシーナ
●パレルモ→(S113/A20)→メッシーナ