
- スペイン
一度は見たい!! フィエスタの国スペインのお祭り5選
2023.1.23
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アルガ河畔の高台に広がるパンプローナは、10世紀から16世紀初頭まで続いたナバーラ王国の首都として栄え、往時の栄華をしのばせる歴史的建造物が残る。また、毎年7月上旬に行われる牛追い祭りは、ヘミングウェイの『日はまた昇る』に描かれ、世界的にその名を知られるようになった。平時のパンプローナは落ち着いたたたずまいの旧市街と、アルガ河畔の公園を散策するだけでゆったりした気分になれる、のんびりとした町だ。
鉄道駅は町の北側にある。駅前から9番の市バスに乗り、新市街のプリンシペ・デ・ビアナ広 場 Pl. Príncipe de Vianaで下車。ここから町の中心カスティーリョ広 場Pl. del Castilloへは徒歩5分ほど。広場の南西角から延びるのが、パンプローナが生んだ『ツィゴイネルワイゼン』の作曲家サラサーテの名前を冠したサラサーテ通りPaseo de Sarasateだ。この通りの北側からアルガ川方面にかけてが旧市街。 観光案内所は市庁舎の近くにある。
カスティーリョ広場から北東へカテドラルCatedralに向かい、さらに左に折れてRedín通りを行くと、突き当たりにナバーラ王国時代の城郭があり、アルガ川の展望がいい。この一角には伝統的な居酒屋「カバーリョ・ブランコCaballo Blanco」がある。ここから城壁沿いに左へ向かい、城門をくぐりアルガ川へ下る遊歩道を散策してみよう。やがて川に架かる美しいサン・ペドロ橋に行き当たる。ここから上を見上げると、城壁に囲まれたパンプローナの古い町並みが見渡せる。