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ジュラ山脈の麓にある17世紀の城壁に囲まれた静かな町。宗教戦争からフランス革命の時期を通じてカトリックであったため、1792年まではフランスの大使も駐在していた。フランス語名のソュールSoleureでも知られる。小さな旧市街とその周辺に見どころが固まっていて、街歩きが楽しい。
ベルンからRE、S44で35〜55分。
駅は町の南にある。駅を背に、左斜め前方に延びる道を進み、歩道橋のクロイツアッカー橋Kreuzackerbrückeを渡るとアーレ川の左岸の旧市街に出る。左側のラントハウスLandhausは水運が盛んだった当時は倉庫として用いられていた。旧市街は小さいが明るくてにぎやか。西のビール門Bieltorから、東のバーゼル門Baseltorの間に見どころが集まっている。司教座の聖ウルス聖堂St.Ursen-Kathedrale、バロック風のフレスコの内陣で知られるイエズス教会Jesuitenkirche、時計塔Zeitglockenturmがあるマルクト広場が旧市街の中心で、絵のような家並みが連なる。路上で楽器を演奏している人もいて、楽しい雰囲気。聖ウルス聖堂を北に入れば、旧武器庫Altes Zeughausがある。槍、甲冑、大砲などの武器類や備兵に関する展示品は2000点を超える。
さらに北、城壁の外の芝生のなかの市立美術館Kunstmuseumはハンス・ホルバインの『ソロトゥルンのマドンナ』をはじめとするルネッサンス、ドイツ・オランダ系画家の作品や、ホドラーなど近・現代スイスの画家の作品を展示。観光案内所は旧市街、聖ウルス聖堂の向かいにある。