ロカルノで楽しむマッジョーレ湖畔の魅力と映画祭観光 ヴィスコンティ城も必見

イタリアとの国境に細長くまたがるマッジョーレ湖。その北側の入江に、白壁にオレンジ色の屋根で南欧風の家並みをのぞかせるロカルノは、温暖な気候と明るい日差しに恵まれた陽気なリゾートだ。
バカンス客でにぎわう8月には、毎年恒例のロカルノ国際映画祭が開催される。町の中心グランデ広場に縦14m横26mもの巨大スクリーンが登場し、世界各国から訪れる人々でカラフルな町がさらにパワーアップする。

夏は避暑地、冬は避寒地として知られるだけあって、華やかな南国の雰囲気が漂う町。駅前のメインストリートを西へ。10分も歩けばロカルノ映画祭の会場にもなるグランデ広場Piazza Grandeに着く。カフェやブティックやみやげ物屋が並ぶにぎやかな広場だ。さらにフランチェスコ・ルスカFrancesco Rusca通りを進むと、ヴィスコンティ城Castello Visconteoがあり、考古学博物館として公開されているので、ぜひ訪ねてみたい。
また、駅からグランデ広場へ向かう途中には、マリア信仰の中心として信者を集めるマドンナ・デル・サッソの聖所Santuario della Madonna del Sassoへのケーブルカー乗り場がある。この先、ロープウエイを乗り継げば、カルダーダCardada、チメッタCimettaなどの展望台へ行くことができる。

ブリークから列車でイタリアのドモドッソラDomodossolaへ行き、列車を乗り換えてチェントヴァッリを越えて約2時間40分。またベリンツォーナから列車で約15分。