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ローザンヌからモントルーにかけて、レマン湖を見下ろす高台にブドウ畑が延々と続く“ラヴォー地区”が広がる。その中間にあるヴヴェイは、ワインの生産地として古くから栄えてきた。
湖やアルプスの眺望に恵まれるヴヴェイは、19世紀に各国の貴族や芸術家のリゾート地としても発展。郊外で晩年を過ごした映画俳優、チャールズ・チャップリンもこの地に魅せられたひとりである。湖岸にある“喜劇王”の像は町のシンボルだ。
駅を出たらレマン湖がある南側に向かって歩き始めよう。Rue de Lausanneを進めば約5分で、週末は市場になる広場Grande Placeに着く。時計がある建物が観光案内所で、スイス・カメラ博物館Musée suisse de l'appareil photographiqueも広場に面して建っている。
天気に恵まれたら湖畔沿いを散策しよう。右折すれば船着場があるが、見どころの多いのは広場東側。東へ延びるQuai Perdonnetを4分ほど進むと、レマン湖に巨大なフォークのモニュメントがある。これは大手食品メーカーNestléによるもので、向かいにはチャップリンの銅像、さらに車道を挟んで建つのが食の博物館アリマンタリウムAlimentarium。また東側の1〜2区画先にLe Musée historique de Veveyや船着場があり観光案内所からここまでが旧市街。20〜30分あれば歩いて1周できる。
ローザンヌからIRで15〜20分、ジュネーヴから約1時間。