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安東は朝鮮王朝時代の支配階級である両班文化が色濃く残る町。とくに儒学の基礎を築いた李退渓、儒学者柳成龍を排出した儒学の里でもある。近郊の安東河回村は、そんな儒学者の村として継承されてきたところ。今でも子孫が暮らしているという。そのほか、安東は高麗時代から続く仮面劇でも有名。安東焼酎、安東韓紙、安東布など伝統の特産物も多い。
町の中心は安東駅。主要市内バスもここに発着する。北にある雄ウンブ府公園までのエリアはモーテル街になっており、西に向かって商店街が広がる。安東旧市場の先は、名物チムタク通りだ。
安東は見どころが広範囲に散らばる。バスがあるが、本数は多くない。最新のスケジュールを駅やバスターミナルで必ず確認しよう。
出発地 | 手段 | 所要時間 | 料金 |
ソウル清凉里駅➡安東駅 | KORAIL | 約3時間30分 | W1万5400 |
釜山総合➡安東 | 市外バス | 約2時間40分 | W1万4700(一般) |
東大邱➡安東 | 市外バス | 約1時間10分 | W8500(一般) |
安東ダムの建設によって水没された地域の伝統家屋などの民俗文化財を保存するために1976年に造成された。安東出身の詩人・李陸史の詩碑や、茅葺きの家、土蔵の家、水車など、昔の人々の生活ぶりがうかがえる建造物が多く見られる。また近くの安東市立民俗博物館では、地域の歴史や冠婚葬祭の風習などに関する資料を展示している。
屏山書院
詳細をみる1561年に李滉(李退渓とも)によって開かれた書院。李滉は朱子学の大家として朝鮮王朝時代の儒学を代表する存在。朝鮮王朝に仕えたのち、生まれ育った場所であるこの地で隠遁生活を始めた。門人の育成に注力して朱子学の発展の中心地となる。彼の没後この書院は儒学研究の一大拠点となった。ソンビ(儒学者)の生活を追体験できるイベントなども行われている。
韓国の重要無形文化財第069号である安東の仮面劇は河回村で伝統を絶やすことなく続けられてきた。現在でも毎週末に行われているほか、毎年安東国際仮面舞フェスティバルが開かれている。
安東河回村
詳細をみる安東といえばなんといっても鶏の甘辛煮込み料理チムタクが有名。市内の市場にはチムタク通りがあり、小さなお店がひしめきあうように軒を連ねている。
安東ウジョンチムタク
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