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光州(クァンジュ)は人口約150万を擁する南西部の中心都市。アートやパフォーマンスの世界的イベント「光州ビエンナーレ」を開催する「芸術の都」、光州学生運動、光州事件など権力に抗う「義の都」、多彩な食文化を誇る「味の都」として知られている。現在は周辺地域と統合し広域市となっているが、かつては全羅南道の道庁所在地。旧道庁周辺が町の中心だ。
150万都市光州の中心は、錦南路4街駅から文化殿堂(ムンファジョンダン)駅にいたるエリア。
錦南路(クムナムロ)と忠ロ荘路(チュンジャン)
錦南路4街駅の南側はコスメショップやカジュアルファッションのお店が並び、ソウルでいえば弘大や明洞といった風情。錦南路に並行する忠ロ壮路は若い層を中心にいつも大勢の人が歩いている。
弓洞(クンドン)と芸術通り
錦南路の北側は一転して落ち着いた雰囲気。弓洞にはギャラリーや美術館が並び、通りの名前も芸術通りと呼ばれている。4~10月の土曜午後には芸術祭が催され、さまざまなパフォーマンスがみられる。
国立アジア文化殿堂周辺
芸術通りの突きあたりには国立アジア文化殿堂がある。さらにその東側は東明洞のカフェエリア。個性的なカフェやレストランが並び、歩き疲れたら一服するのにちょうどいい。
牛肉に衣を付けてさっと焼いた肉煎(ユクジョン)や鴨鍋のオリタン、韓国風ハンバーグのトッカルビなど、「味の都」と呼ばれるほど光州は名物料理が多い。
良洞市場(ヤンドンシジャン)
良洞市場は開場100年超、小さな町にすぎなかった光州と発展を共にしてきた伝統市場で有名店も多い。特にサクサクした鶏の揚げもの良洞チキンや、盧武鉉(ノムヒョン)大統領が愛したという市場(チャント)クッパプは有名だ。
大仁市場(テインシジャン)
錦南路4街駅から近く、特に新鮮な魚で有名な市場だが、最近は芸術夜市でも知られている。毎週土曜夜に屋台が並ぶ。
南光州市場(ナムクァンジュシジャン)
南光州駅脇にあり、夜市で有名で、土曜のほか金曜にも開かれる。こちらはカジュアルなストリートフードが中心で、いつも多くの人でにぎわっている。
KTXが停車する光州の表玄関、光州松汀駅(クァンジュソンジョン)。地下鉄に乗り換えて市内各地への移動もスムーズ。駅前からは座席バス02番が空港、ユースクエア、光州駅、大仁市場などを経由して無ム等山(ドゥンサン)国立公園まで行く。
駅前の毎日市場(メイルシジャン)
日本統治時代の1913年から続く由緒ある市場。光州の名物をいろいろ売っているのでおみやげ探しにもいい。名物グルメのトッカルビ通りも近い。
出発地 | 手段 | 所要時間 | 料金 |
ソウル龍山駅➡光州松汀駅 | KTX | 約2時間30分 | W4万6800 |
釜山西部市外T➡光州T | 市外バス | 約2時間50分 | W1万6400(一般 |
木浦駅➡光州松汀駅 | KTX | 約40分 | W8400 |
創建については正確な記録が残っておらず、新羅時代末期という説が有力。千体の仏像と千基の石塔があったことから、千仏千塔として知られていたが、現在残っているのは70体の仏像と12基の石塔のみ。素朴で親しみやすい形の仏像が多く、独特な雰囲気があるとして観光客などにも人気。なかでも長さ12m幅10mのふたつの石仏が並んでいる巨大な寝仏が有名。