ロバート・モンダビ”アーチ&タワー”テイスティングルーム

公開日 : 2024年05月13日
最終更新 :

風薫る5月、本当に気持ちのいい月です。これからナパバレーの気温はどんどん上がりブドウの生育の大切な時期になります。まだ、ブドウの実が見えるかどうかの某日ロバート・モンダビワイナリーのテイスティングルームに行ってきました。今までとは違った雰囲気でのテイスティング、とっても良かったので、是非是非どうぞ!

現在オークビルのワイナリーの大規模補習工事に伴い、昨年8月からナパのダウンタウンにオープンしたロバート・モンダビ「アーチ&タワー」テイスティングルームにようやく訪問できました。ワインのラベルにもあるスパニッシュ日干しレンガのティスティングルームとは一気に趣きが代わり、重厚なレンガ造りはフランスのシャトー風。中に入ると一変して、ナパリバーからの川風が心地よく吹き抜ける気持ちのいい空間でした。

予約時間を告げ、チェックインを済ませると直ぐにモンダビ代表作のフメブラン(Fume Blanc)ちょうど飲み頃の温度でサーブされました。オーガニックな鼻腔をくすぐる香りと共に口に含んでみると緑豊かな丘が思い浮かんできました。

ソファーで飲んでもよし、風景を見ながら飲んでもよし、ライブラリーを覗きながら飲んでもよし。好きな所で最初の一杯楽しみながら、テイスティングテーブルの案内を待ちましょう。

ライブラリー
ライブラリー

この日、大きなダイニングテーブルにはグループ用に準備されていました。食事をしながらテイスティングですね。

ランチパーティーにはとてもいいです
ランチパーティーにはとてもいいです

今回のテイスティングは、最も基本的なロバート モンダヴィワイナリーのエステートコレクションの4種類(白1・赤3種類)です。ナパバレーの最も涼しい場所で生産されたピノ・ノアールの繊細さと、ナパバレーの最も品質高いブドウ産地オークビル地区”ナパワインらしい” 力強いカベルネ・ソーベニオンは、ワイン初心者でもはっきり違いが分かります。

屋内あるいは屋外テラスでリラックスした中でお味見すると、素直にワインの表現もできちゃうのが不思議です。
*ストレスのない状態で感性が冴えてくるみたいでした

左からピノ・ノアール、レッド、カベルネ・ソーべオン
左からピノ・ノアール、レッド、カベルネ・ソーべオン

赤ワインをテイスティングし続けると舌がしびれてくるので、そんな時用に「セボリースナック(Savory Snack)」も用意されていて、ミックスナッツ(8ドル)〜20ドル以下でおつまみもあります。ちょっと腹ペコさんにはよいボリュームです。

【ナパ・エクスプロネーション】

  • ◆フメ・ブラン(オークビル)
  • ◆2019PNX-ピノ・ノアール(カーネロス)
  • ◆2021レッドワイン(オークビル)
  • ◆2021カベルネ・ソーベニオン(オークビル)

伝説の「トカロン・ビンヤード(To Kalon Vineyard)」の厳選 4 種のリザーブ ワインテイスティングは、お一人125ドル。こちらはレジェンドのブドウ畑でのテイスティングのチャンス!せっかくなので実は強くおすすめのテイスティングコースです。

また、テイスティングしなくてもワインは購入できるので、ギフトお土産に!アメリカを代表するワインのロバート・モンダビは一押しです。

【ユニークでおすすめの2ワイン】

  • ◆スパークリング・ロゼ(モンダビ唯一のスパークリング話のタネにもおすすめ35ドル)
  • ◆マスカット(モンダビのNo.1/ハーフサイズでお値段25ドルでお手頃)

これから暑くなるので、キンキンに冷やしてどーぞ!

船頭さんが案内してナパリバー川下り?
船頭さんが案内してナパリバー川下り?

++++++
ようやく訪問できたアーチ&タワーです。今回非常に興味深かった事が、オークビルの乾いた風を感じながらのテイスティングと川面を通り抜ける風の違いでワインの印象が全く違った事でした。環境の違いがこんなにワインの印象を変えてしまうとは思いませんでした。

また、今やヨセミテ国立公園の訪問客をしのぐほどの人気となっているナパバレー。レストランのクオリティーも高くラグジュアリーなホテルも沢山あって、日帰りじゃもったいないグルメリゾート。アメリカの”酒池肉林”体験にいかがでしょうか。

Cheers!

【Arch&Tower】

住所
930 3rd St, Napa, CA 94559
TEL
888-766-6328 (ext. 2)
オープン
毎日11:00〜16:00 木〜土〜19:00
料金
お一人$65.00〜
HappyHour
木〜土16:00〜19:00

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

美丸(Mimaru)

サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。

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