鉄道ファン必見。香港の鉄道会社MTRが地下鉄運行開始45周年で特別展

公開日 : 2024年05月17日
最終更新 :
筆者 : 武田信晃

香港鉄路(MTR)ば地下鉄の運行開始から45周年を記念して紅磡駅(Hung Hom Station)で「『站見 』鐵路展(Station Rail Voyage)」という特別展を開催しています。これは駅構内で引退車両やMTRで実際に使われていた道具や品などを約100点を展示するもの。今年12月31日まで開催されていますが、鉄道ファンには見逃せないイベントです。

写真提供:MTR

香港の鉄道は最初、香港と広州を結ぶ路線から始まりましたが、香港内を走る鉄道はトラムしかありませんでした。膨張する香港の人口に関連する交通渋滞を解消するため、地下鉄の建設が進められました。1979年10月に観塘(Kwun Tong)から石硤尾(Shek Kip Mei)までの区間でサービスを始めました。現在は9路線あり、総延長は285キロを超えるという、まさに香港の足です。

写真提供:MTR

イベントは3つのエリアに分かれています。最初は「鐵路解碼(Decoding Rail)」で信号機、駅構内にあった時計、標識なども展示します。次は「鐵路歳月(Years on the Rail)」です。各年代の職員が持ち寄った秘蔵品やエピソードなどを紹介します。例えば、各年代に使われていたネクタイ、階級を表す肩章、記念乗車券、記念切手、職員用のハンドブックなどです。最後の「下一站…回憶(Next Station…Memories)」は東鉄線(East Rail Line)の初代の電化車両である「黄頭(Yellow Head)」といった実物の車両を展示し、車両内に入ることもできます。

写真提供:MTR

6月末までは土・日曜・祝日のみに開催で、7月からは平日でも行われます。開始時間は、9時45分、11時30分、13時15分、15時、16時45分の1日5回で、所要時間は約約75分です。専用サイトで事前予約が必要で、必要事項を記入すると予約番号がメールで送付されます。

写真提供:MTR

筆者

香港特派員

武田信晃

新聞社や香港現地邦人紙の記者/編集者を経て、フリーランス・ライターとして活動中。スポーツ、グルメ、エンタメまで幅広くカバーしている。

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