鬼才ジョーダン・ピール監督最新作は、映画の歴史を塗り替えたサプライズ・スリラー『アス』

公開日 : 2019年07月14日
最終更新 :
サプライズ・スリラー映画『アス』
サプライズ・スリラー映画『アス』

アカデミー賞®脚本賞受賞『ゲット・アウト』 鬼才ジョーダン・ピール監督最新作、アカデミー賞®助演女優賞受賞『それでも夜は明ける』 ルピタ・ニョンゴ主演の歴史を塗り替えたサプライズ・スリラー映画『アス』(原題:Us)が、9月6日(金)より、TOHOシネマズ 日比谷他にて全国ロードショーとなります。

『アス』ストーリー

『アス』ストーリー
『アス』ストーリー

【ストーリー】
“わたしたち”がやってくる

アデレードは夫のゲイブ、娘のゾーラ、息子のジェイソンと共に夏休みを過ごす為、幼少期に住んでいた、カリフォルニア州サンタクルーズの家を訪れる。早速、友人達と一緒にビーチへ行くが、不気味な偶然に見舞われた事で、過去の原因不明で未解決なトラウマがフラッシュバックする。

やがて、家族の身に恐ろしい事が起こるという妄想を強めていくアデレード。その夜、家の前に自分達とそっくりな“わたしたち”がやってくる・・・。

という、新感覚ホラーなストーリーです。

ホラーの中でバカンスを

ホラーの中でバカンスを
バカンスシーンも盛りだくさん

本作のロケーションについて、ジョーダン・ピール監督は、「観客にホラー映画の中でバカンスを味わってもらうのが好きなんだ」と語っています。確かに、アメリカのホラー映画ではレイクサイドやビーチなど、水辺で展開する物語が多い印象。

サンタクルーズの遊園地付きのビーチ
サンタクルーズの遊園地付きのビーチ

「私はアルフレッド・ヒッチコックの大ファンで、サンタクルーズに見られる西海岸特有の空気は、『めまい』(58)、『鳥』(63)を彷彿とさせる。それに、サンタクルーズを破壊した最初の映画である、『ロストボーイ』(87)へのちょっとしたオマージュでもある」とコメントしています。

“us”に見る“us”(アメリカ)への風刺

“us”に見る“us”(アメリカ)への風刺
やってくる“us”(わたしたち)
1986年におこなわれたHands Across America
1986年におこなわれたHands Across America

Hands Across America Philadelphia:Buchoamerica at English Wikipedia [CC BY-SA 3.0], via Wikimedia Commons

本作で主人公ファミリーのもとにやってくる“us”(わたしたち)は、手を繋いでいることが印象的。作中にも同じように人々が手を繋ぐシーンが象徴的に描かれていますが、背景として知っておくと楽しめる要素として、1986年5月25日(日)におこなわれた、「Hands Across America」があります。これは、アメリカ全土で隣同士の人が手を繋ぐチャリティーイベントとして当時約650万人が15分間に渡って参加しました。

チャリティーイベントとしての成功可否は賛否ありますが、ピール監督はこの光景を子どもの頃に目撃しています。その時の監督の目に映った記憶は、そのまま本作を観る観客の心境に投影されています。

公開情報

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全米初登場でNo.1大ヒットし、オリジナル・ホラー作品&オリジナルR指定作品のオープニングで歴代1位を更新。米映画レビューサイトで94%に大絶賛され、2019年公開作品のランキングで堂々1位を記録。オリジナリティ溢れる、映画の歴史を塗り替えたサプライズ・スリラーが遂に日本に上陸します!

■『アス』
9月6日(金)より、TOHOシネマズ 日比谷他にて全国ロードショー
URL:https://usmovie.jp/
監督・脚本・製作:ジョーダン・ピール
出演:ルピタ・ニョンゴ、ウィンストン・デューク、エリザベス・モス、ティム・ハイデッカー、シャハディ・ライト・ジョセフ、エヴァン・アレックス、カリ・シェルドン、ノエル・シェルド
ユニバーサル映画
配給:東宝東和
©2018 UNIVERSAL STUDIOS
©Universal Pictures

筆者

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