『地球の歩き方日本』はふるさと自慢の大事典

公開日 : 2022年09月29日
最終更新 :
ちょっとちょっと! どこに箸が隠れてるの?(石川県)
ちょっとちょっと! どこに箸が隠れてるの?(石川県)

『地球の歩き方 日本』は、1056ページに「47都道府県のお国自慢」がギッシリ詰まったガイドブックです。各県のお祭りや見どころはもちろん、大活躍のメジャーリーガーを輩出したのはウチの県、カレールウの消費量No.1は相性のいいラッキョの産地県など、プチ情報も楽しめます!

自慢の駅弁を食べながら日本縦断鉄道の旅

自慢の駅弁を食べながら日本縦断鉄道の旅
旅のスタートは、JR線最南端の西大山駅から

「王道の旅」と題して最初に取り上げたのは、日本全国をJRの南端から北端の駅まで、実際に旅をしてみようという企画。旅の楽しみは移動にあり! 地球の歩き方ならローカル鉄道で地べたを這わなくちゃ! と意気込んで、西大山駅へ(鹿児島までは飛行機を使ったけどさ)。迎えてくれる開聞岳(さつま富士)の勇姿。ああ、胸が高鳴る!
取材の日程の都合で時刻表どおりの「通し」では行けなかったけど、日を改めたりしながら、ライターさんが完乗してくれました。机上のプランでは17日間、交通費が最安で13万4970円の旅。
実際の取材では、九州から広島まで、20日かかって、交通費が22万5941円(いったん帰京して飛行機乗ったり)、ホテル代が9万6206円、撮影用の弁当やらおみやげやら、見どころ入場料やら雑費で14万6430円の旅でした(駅弁は完食もしましたよ!)

企画ページの最初の写真は、富山県の雨晴(あまはらし)海岸
企画ページの最初の写真は、富山県の雨晴(あまはらし)海岸

ローカル線のひなびた風景を撮りたくて、富山から能登へ。ここは雨晴海岸という名所で、冬の晴れた日には海の向こうに雪をかぶった立山連峰が見えるそうです。海岸の前には道の駅の展望デッキがあって、観光客のみなさんも、列車を狙ってスマホを構えていましたよ。
道の駅には、富山名物マスを使ったバーガーや、氷見うどんもあって、ランチにぴったりです。

もっとローカル! のと鉄道へ
もっとローカル! のと鉄道へ

雨晴海岸もよかったけど、もっと海とローカル線を撮りたくて、能登半島を運行する「のと鉄道」の姿を追って旅をしました。まあ、なにしろ本数が少ないもので、シャッターチャンスもわずか。効率重視の旅ではできないけど、天気もよくてのんびりできました。蚊にも好かれて、帰路は掻きまくり・・・。
ねばったけど、残念ながらガイドブックには採用ならず。

ニッポンの城、視点を変えて見学してみませんか?

ニッポンの城、視点を変えて見学してみませんか?
望楼型の天守。国宝の犬山城

日本全国にある「城」。実は江戸時代またはそれ以前に建てられた天守は12しか残っていないのだそう。その天守にもいろいろな形があって、比べてみると違いが歴然として興味深いものです。
歴女、城ガールなどという言葉もずいぶん一般的になり、城巡りも、もはや王道でいいんじゃない? ということで特集企画に採用されました。

ここはどこ? クスコじゃありませんよ
ここはどこ? クスコじゃありませんよ

天守のほか、御殿や庭園にも注目しているのが地球の歩き方らしいところ。なんと「石積み比べ」もやっちゃいました。海外で有名な石垣といえば、南米ペルー、クスコにある「12角の石」。日本の石垣を学んで、「12角の石」と比べてみるのもいいですね。

自慢のローカル味、思い出の味はエントリーされているかな?

自慢のローカル味、思い出の味はエントリーされているかな?
人口あたりの寿司屋の数、全国1位は「海無し県」

ご当地の名物グルメに、海鮮丼や寿司を選んだのは、北海道や岩手。キトキトという方言も有名になった富山湾鮨、そして江戸前寿司の東京も当然のチョイスですよね。変化球なら海鮮満載の新潟わっぱ飯、神奈川のしらす丼、三重のてこね寿司、奈良の柿の葉寿司や岡山のばらずしといったところでしょうか。
しか〜し!
人口あたりの寿司店の数、全国1位はなんと上記のどの都道県でもないのです。しかも「海無し県」。海がないからこそ、酢やタレが発達し「仕事をした寿司」が一般的になったのだとか。さて、そのお国自慢の回答は? さあ、370ページを見よ!

懐かしいのはコッペパン? それとも・・・。
懐かしいのはコッペパン? それとも・・・。

パンに「たくわん」や「ちくわ」が入っているなんて! 他県の人なら手が出ない、でも県民なら誰もが知っているソウルフード。「地元っ子愛用 ローカル味」の紹介コーナーでは、「パン」もたくさんエントリーしています。学生時代に買い食いした味、小さい頃に食べたおやつ、素朴なパッケージも懐かしいんですよね。長さが34cmもある、その名も「キリンパン」。これを目当てに静岡まで買い食いに行っちゃおうかな?

ありそうでなかった!?『日本』のガイドブック

国内ガイドの最新版は、なんと「日本」!

ほかに類を見ない47都道府県すべてを網羅した、最強ガイドブックが登場しました。世界各国を飛び回ってきた地球の歩き方編集スタッフが、40年を超える歴史のなかで初めて総出で作った一冊!「地球の歩き方」史上最多となる1056ページ&圧倒的情報量でお届けします。

知っておきたい&知らなかった「日本」を読み、「日本」をもっと好きになり、また「日本」を旅したくなる。そんな一冊です。

※当記事は、2022年9月29日現在のものです

TEXT: 『地球の歩き方ガイドブック J00 日本』編集担当 どんぐり・はうす   
PHOTO: 豊島正直、どんぐり・はうす、PIXTA

・・・・・・・・・・・・・・
★最新情報を確認してください
新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、上記記事内で紹介した施設や店舗において、短縮営業や休業の可能性があります。最新情報は、公式ウェブサイト(URL)などで確認してください。
・・・・・・・・・・・・・・

筆者

地球の歩き方書籍編集部

1979年創刊の国内外ガイドブック『地球の歩き方』の書籍編集チームです。ガイドブック制作の過程で得た旅の最新情報・お役立ち情報をお届けします。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。