ルアンパバーン記念イベントは12月17日

公開日 : 2010年11月04日
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ラオスには世界遺産(文化遺産)が二つあります。北のルアンパバーンLPBと南のワット・プ―です。LPBは1995年に小さな市街全体が遺産の指定を受けています。そのLPBは今年登録15周年を迎えました。記念イベントが12月16日と17日にあります。この街で毎年4月に開催される新年祭りの一部を再現して、ツーリストにアピールするのが目的です。2000人が参加して繰り広げられる時代絵巻の大パレードが見られるでしょう。この日にLPBに行けそうな方にそのイベントをご紹介します。

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LPBは人口16,000人の小さな街です。500年のむかしから都として栄えてきました。いまでも80を超える寺院と1,200人の僧侶が街の人々の喜捨で修業を積んでいます。その宮廷文化と仏教寺院、そしてフランス統治時代の建物群を含む街全体が世界遺産になっているのです。12月16日は記念講演会や演奏会が予定されています。そして17日は朝からイベントがギッシリのようです。

ルアンプラバン新年行事  プーニューたち.jpg

新年祭りの主役はLPBの人々があがめる精霊の夫婦プ―ニュー爺・ニャーニュー婆です。爺はひげが生えています。婆は顔が少し小さい。そしてこの二人の精霊に付き添って現れるのが黄金の獅子シンカオ・シンケムです。これらの精霊はラオスの人々の祖先とされ、人々の苦難を救ってきたと信じられています。祭りの進行係的な役割を果たします。彼らはパレードの始まりや終わりに力強い踊りを披露してくれます。

ルアンプラバン新年行事  托鉢風景.jpg

12月17日の朝は5時半から街の中心にある王宮博物館で僧侶たちの托鉢会で始まります。ツーリストも前日に僧侶に差し出す(喜捨する)贈呈品として、生活用品や食料や少しの紙幣を用意しておきましょう。午後4時には王宮博物館から大パレードが出発して、支援トン寺院まで華やかな時代絵巻のパレードがあります。夜はメコン川の川べりで花火が打ち上げられます。

ルアンプラバン コロニアルレストラン.jpg

最近はコロニアル時代の古い建物を取り壊さずに、レストランやブティック・ホテルに改装され、LPBの街並みにヨーロッパの風を吹き込んでいます。エキゾチックでしかもモダンなとても不思議な世界で、ラオス人の屈託のない笑顔に出逢えるでしょう。

12月16日・17日はLPBへ行ってみてください。ラオス正月(4月13日~20日ころ)でなければ見ることができない華麗なお祭りの一端を今年は12月に楽しめるでしょう。

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