世界遺産の町シラクーサ2
前回はシラクーサのオルティージャ島についてお話しました。
今回は、シラクーサ新市街の考古学地区ネアポリスについて書きたいと思います。
ここには、古代の繁栄の模様が見て取れる見所がたくさんあります。
古代劇場のなかでは最大の規模と言われているギリシャ劇場、ローマ闘技場、天国の石切り場など、見所スポットが満載です。
ギリシャ劇場は、現在でも5月から6月の間には古典劇が行われています。当時は1万五千人も収容できたとか。
天国の石切り場とは、ギリシア神殿の建設に重要だった石材を切り出す為の採石場の跡です。現在は自然に囲まれたとても美しい場所となっております。
特に注目すべきは、その真横にあるディオニシオスの耳という名の洞窟。
大きな耳の形をしており、洞窟の高さは23メートルとかなりの大きさ!
この名前の由来は、昔ディオニシオスと言う、シラクーサを占領していた帝王の名前から来ているのだとか。名付け親はかの有名なカラヴァッジョと言われています。
伝説によると、この洞窟を彼が敵国の囚人を閉じ込めるのに使用しており、このエコーの仕組みは彼が囚人達の企みやヒソヒソ話を盗み聞きする為にわざと作ったためだそうです。
本島に遠くまで声がひびきます。私が言った時には、綺麗な声で歌を歌っている人がおり、遠くまで響いておりました
この考古学公園は実はかなり広いですが、さっきも言ったように見所はこのほかにも色々あります。
チケット1枚で(2011年現在10ユーロ)全て廻れます。
かなり広いので、余裕をもってじっくり廻りたいものです。
考古学マニアや、遺跡巡りが好きな人には題必見です!
筆者
イタリア特派員
小湊照子
イタリアのシチリア在住で会社経営者です。
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