氷点下の世界を体験
インド国内の多くの地域が酷暑期に入り、日本のニュースなどで「インド40度を超える」などと報道されると、インド全土がそうゆう状況のように聞こえてしまうので日本の家族や知人からは心配されてしまう。そんな時でも、ベンガルールはそれほど影響を受けず、年中夏の軽井沢、夏の北海道のような気候で過ごしやすい。ただ、今年の4月は例年よりも暑く一か月程きつかった。そんなベンガルールに「氷点下5度の世界を体験できる場所」がある。
「Snow City」は、知る人ぞ知るベンガルールのレジャー施設の一つ。2012年にオープンし12,500sq.フィートの敷地内でSnow Tubeやソリ、氷の滑り台、Snow Mountain Climbingなどが体験できる。
入園するには、まず入り口左手のカウンターでチケットを購入。
料金は平日はRs400週末はRs500。
一回のSessionで最大500人が収容でき、45分間雪の世界を自由に楽しむことができるというシステムで、決められた時間枠SessionTimeに入れるよう並んで待つ。
自分の時間枠SessionTimeが来るとようやく中に入ることができ、まず靴を預けるよう指示される。それから貸出無料のジャンパーと長靴、グローブをカウンターを順に選んでいく。
念の為、自前の冬服を用意していったが荷物チェックが厳しく「とにかく中には何も持ち込むな!ちゃんと洗っているから大丈夫だ。」と言われ、結局荷物は全てロッカーに入れることになった。因みにカメラ、カメラ付き携帯を持ち込むとRs50かかってしまう。
いよいよ中へ。
扉を開けるとそこは雪景色で氷点下の世界が広がる。ちょっと感動。
当然、地元の人は雪を見るのが初めてという人も多く、その興奮ぶりは想像以上。雪合戦やサッカーその場で踊り出す人も続出。日本人からすれば、耐えられる程の寒さ。ちょっぴり冬が恋しくなる。パウダースノーの人工雪はとてもさらっとしているが、所によっては地面が凍っていてバランスを崩すと大転倒してしまう。
正面にはSnow Cityを象徴する「アナと雪の女王」を思わせる氷のお城もお目見え。
一番人気のアトラクションは、SnowTubeとソリ。
時間内なら何度もチャレンジできるので滑っては階段を登るの繰り返し。大人も子供も大興奮していた。
さらに気分はK2登頂。
Snow Mountain Climbingも常に誰かがチャレンジ。
大きな氷を彫刻しカラフルに造り上げたテーブルとイスも大人気。
珍しがってみんなが触ったせいか、角が溶けて少しずつ丸みを帯びていた。
良かったのは、予告なしにやって来る吹雪。
スキー場で経験したなんとも言えないあの感覚と似ていて懐かしかった。
これとそっくりな施設をシンガポールで見たことがあったため「どこかの施設を参考にしたんですか?」と聞くと「はい。シンガポールの真似をしました。」と素直に答えてくれた。それだけに完成度は高い。
「Snow City」
Fun Woeld,Opp.T.V.Tower,Place Grounds,JC Nagar,Bengaluru 560006
+91-80-23550000 +91-7829550000
時間 午前10時から午後8時まで
年中無休
www.snowcityblr.com
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