明治の薫りを感じる野木町煉瓦壷。野木ホフマン館
栃木県最南端の町。野木町。
まだ栃木特派員記事としては登場してないですね。
と言うことで野木町にある有名な煉瓦壷。
野木ホフマン館に行ってみました。
国指定重要文化財の野木町煉瓦窯
この煉瓦壷はホフマン式円形輪窯と呼ばれ19世紀半ばに開発し特許を得た赤煉瓦焼成用の窯で旧下野煉化製造会社の工場の一部。野木町煉瓦窯は16区画の窯を順次循環移動しながら、窯詰め・予熱・焼成・冷却・窯出しを繰り返し大量生産に適しています。昭和26年には全国で57基ありましたが、現在は4基のみです。
野木ホフマン館
こちらから入館です。
見学料は100円です。
安全のため、ヘルメットの着用が義務付けられてますので、着用して見学です。
また、定期時間で無料ガイドもありますのでより詳しく知りたい方は利用しましょう。
ホフマン式円形輪窯
巨大な円形の煉瓦壷。明治時代にはこれが57基もあったなんて信じられません。
ホフマンという名前で何となく想像付くと思いますが、ドイツ人のフリードリヒ=ホフマンが開発し、特許を得た赤煉瓦焼成用の輪壷のようです。
赤煉瓦の建造物は全国に結構残ってますね。
東京駅や赤煉瓦倉庫など。。
見学コースがあり中へ入れるようになってます。
ヘルメット着用はそのためですね。
中は明かりで見えるようになってました。
出来上がった煉瓦の搬出場のようです。
また入口に見える風穴は空気を取り込む役目がある。
要件が終われば煉瓦と泥で塞いでいたようです。
一回部分は筋交いで補強されてます。
煉瓦の建造物なので、やはり補強なしでは残すのは不可能。
度重なる修繕を行っていると思われます。
焚き口〔ロストル〕の様子です。
薪を使用して点火させていた模様です。
ここから2Fに上がります。
意外にも2層立体構造になってます。
ここが2Fですね。
壷上部と投炭孔の様子。
ぐるっと一周このようになってます。
主にこの壷上部から粉炭を投入し、各2壷ずつ焼成していた模様。
それが各工程が円を描くように焼成、乾燥、余熱、煙はダンパーを設け、煙突から排出される仕組みとなっていた。
この煙突から外観で分かるあの煙突から煙を排出していたようです。
見応えがありますね。
貴重な近代化遺産として今後も残っていくと思われます。
またこの施設手作りピザ体験なども行っているようなので楽しめると思われます。
是非、訪問してみてください。
●野木町煉瓦壷・野木ホフマン館
栃木県野木町野木3324-10
営業時間
【野木町煉瓦窯】09:00~17:00
【野木ホフマン館】 (4月~9月)09:00~21:00 / (10月~3月)09:00~20:00
定休日 月曜日 12/29~1/3
※定休日が祝日の場合は営業
※祝日営業の場合は翌日休み
筆者
栃木特派員
KEY
生まれも育ちも栃木県です。新たな時代の変化など自分の目で確かめ、少しでも栃木県の魅力を発信できればと思い執筆しています。
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