コロナ時代の文化財公開日1 旧財務省
2020年8月19日のブログで紹介したように、今年は事前に申し込みをする形でしたが、最大3つのガイドつきツアーが申し込めるものの、どうなるかなという心配をよそに、なんと3つとも私は参加することができました。
定員5名に対し実際に参加したのは私を含め3人、ほかのツアーも定員15名に対し実際は6名、定員10名に対し実際は4名、とこじんまりとしたものでした。
レーゲンスブルクは、ほかの都市が公開日を利用してのツアーを企画しなかったり、オンラインでの紹介にしているところ、実際に出かけて見ることに価値があるとの考えから事前申し込み、人数を絞っての開催を決定したようです。
※ 最近バタバタして、更新が遅れましたが、文化財公開日は2020年9月13日(日)でした。
1. 旧財務局 1910年に建てられたもの。現在大学関連機関
このあたりは、旧市街が1900年代頭に拡大していくにあたり、造られていった家が建ち並びます。この旧財務相は、1913年に新ルネッサンス建築で造られました。2019年に修復されてたものです。
私有地なので、本来は中庭には入れませんが、今回初めて入ることができました。重要文化財専門家のガイドさんよりも、地元の参加者の方がこの家について実はよく知っていて、窓ガラスも一部がオリジナルであることを教えてくれました。オリジナルは、(太陽があたるとよく見えるそうですが)ガラスの表面がまっすぐではなく、多少の凹凸があるのだそうです。ちなみに窓枠はすべてオリジナルです。
↑これは、近隣(建物の道を挟んで向かい・北)の風景。緑がたくさんある散歩道です。旧市街の外れですが、これだけ緑があれば気持ちいいですね。
案内役の女性は、重要文化財保存関連の仕事をされている方ですが(私は、2019年もこの方の案内で歩いたのですが)、内容の薄っぺらいものでした。言っていることはほぼ同じことの繰り返し。今回のブログも美しい古き良き建物の写真を見るだけになりました(残念)。
レーゲンスブルクにはたくさん貴重な建物があるのですが、ネット検索だけでは(ドイツ語も含め)、情報が乏しく、本来このような文化財公開日は非常にいい勉強になる日なのですが。
2. ポルタプレトリア 179年にローマ軍が建てた軍事拠点の主要門で、大事な観光スポットのひとつ。しかし、ここ数年清掃活動や、団体旅行客がしっかりそこを楽しめるように準備が整えられるために、ここ数年は、たびたび工事現場の幕に覆われていたりしていました。
3. ホテル・ヤコブ もともとは木材の貯蔵庫として1781年に建てられましたが、そののち19世紀には市の行政施設として、1937〜2011年と100年以上にわたり警察署として使われていました。
2013年に改築後、ホテルになりました。
公式ウェブサイト(英語版)ホテル・ヤコブ
2017年9月にも文化財公開日については、ブログでご紹介していますので、ぜひ併せてご覧ください。
文化財公開日 1 商人の家、ルンティンガー・ハウス (2017年9月10日)
文化財公開日 2 ホテル・マキシミリアン (2017年9月11日)
文化財公開日 3 グラーヴェンロイター・ハウス (2017年9月11日)
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