タイの菜食週間「キンジェー」祭りを楽しもう!
「キンジェー」とは太陽暦9/1〜の9日の間に行われる菜食週間のことで、2022年は9/25〜10/4にかけて開催されました。
タイ以外にも、マレーシア、シンガポール、インドネシアなどの東南アジアを中心に行われています。
キンジェーで避けた方がよい食べ物
キンジェーでは以下のような食材を避けて食事をするのが一般的です。
- 肉、魚、卵、牛乳などの動物性食品
- にんにく、ネギ、にらなどのも臭いのきつい野菜
- お酒
これらの食材を避けることによって、身を清めたり体を労わるという意味があるのだそうです。
キンジェーの楽しみ方
このキンジェーの期間には屋台やスーパー、観光地などさまざまな場所で「齋(ジェー)」と書かれた黄色い旗が掲げられるようになります。
スーパーではキンジェーにおすすめの食材のブースが出来上がっている場所もあるので、自炊をしたい方にとっても参考になると思います。
屋台やレストランでは普段よく見かけるソムタムやパッタイなどのタイ料理も、キンジェーに合わせてニンニクやパクチーを抜いているところもあります。
キンジェー用にメニュー表を作っているようなところもあるので、キンジェーメニューを楽しみたい方はぜひチェックしてみてください。
ヤワラート(中華街)のキンジェーの様子
キンジェーはもともと中華系の方々の習慣が広まったとも言われており、タイの中華街として知られるヤワラートもこの期間は非常に盛り上がっています。
ヤワラート通りでは子ども達が楽器の演奏をしながら歩いたり、お坊さんが水を人や建物にかけて清めたりしています。
キンジェーの正装は白い服のようで、このようなお祭りの行事に参加している方たちは白い衣装を身につけていました。
列の途中には壺を持った人もいて、お坊さんへのお布施や「タンブン」としてお金を入れていきます。
食べ歩きにもぴったりな中華料理もたくさんあるので、ぜひ色々な料理にチェレンジしてみてください。
(写真:野菜のかき揚げ)
奇祭とも言われるプーケットのキンジェー
キンジェーはプーケットに移り住んだ中華の方々によって始まったとも言われており、発祥地とされるプーケットでも盛大にキンジェーのお祭りが行われています。
その内容は顔や体に刃物、串、針などを指して信者の方々が「苦行」を行うというもので、かなり過激なお祭りです。
この珍しいお祭りを見るために世界各国から旅行客の方がキンジェー時期にプーケットを訪れるようですが、過激なものが苦手な方はバンコクなどのシンプルなお祭りを楽しむのがおすすめです。
キンジェー祭りのまとめ
キンジェーは9日間ありますが、その期間キンジェー料理以外のものが食べられない訳ではありません。
通常通りお肉やお魚などが食べられるレストランもあるので、無理をしない範囲でぜひキンジェー料理を楽しんでみてください。
筆者
特派員
みかん
ブロガー。記事ライターとしての経験あり。
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