韓国旅行を楽しく便利に!おすすめのWi-Fiルーターと現地のWi-Fi事情

公開日 : 2023年03月09日
最終更新 :
筆者 : miney

観光スポットの検索、地図アプリで現在地の確認、翻訳アプリで食事を注文など、今やスマートフォンとインターネット環境を駆使して海外旅行を楽しむ時代となりました。韓国はネット環境が整っている国なので、接続環境を確保すれば快適な旅行が楽しめるでしょう。今回は、目的別のおすすめWi-Fi機器と、韓国のフリーWi-Fi事情を紹介します。

日本でレンタルするならどこがおすすめ?

Wi-Fiルーター
©iStock Wi-Fiルーター

いちばん安心かつ便利なのは、日本でWi-Fiルーターを受取・返却する方法です。韓国でレンタルするより少し割高ですが、韓国の空港に着いてすぐに利用でき、韓国の空港から出国するギリギリまで使えるので便利です。現地でレンタルして、うっかり返却し忘れてしまう心配もありません。

それでは、目的別におすすめのブランドを見ていきましょう。

迷ったらこれ!圧倒的安さの「韓国データ」

韓国は、発着便が多く気軽に行きやすいため週末を利用するなど短い日程で行く方が多いと思います。1週間以内の旅行であれば、「韓国データ」がおすすめです。

プラン(4G) 300MB / 500MB / 1GB / 無制限
1日の料金 500円 / 550円 / 640円 / 890円
申込方法 ネット申込
受取方法 自宅、日本の空港(羽田空港の場合、手数料500円)
返却方法 ポストへ投函、郵便局へ送付

何といっても特筆すべきはその安さ! 4Gの高速通信・データ利用無制限で1日890円なので快適に情報収集やSNS、動画閲覧をすることができます。

また、受取・返却も無料(羽田空港で受け取る場合は別途手数料がかかります)。どこのWi-Fi機器がよいのか迷う方は、韓国データを利用すれば間違いないでしょう。

速度重視なら「GLOBAL Wi-Fi」

旅行の間、快適にネットを使いたい!という方は「GLOBAL Wi-Fi(グローバルワイファイ)」がおすすめ。5Gの超高速通信・データ無制限プランがあるので、現地で速度やデータ量を気にせずネットを利用できます。5G対応機器は在庫が限られているため、旅行が決まったら早めに申し込みしましょう。

プラン(4G / 5G) 300MB / 600MB / 1.1GB / 無制限 / 5G 無制限
1日の料金(※) 870円 / 1170円 / 1370円 / 2070円 / 2870円
申込方法 ネット申込
受取方法 自宅、日本の空港、コンビニ(手数料550円)
返却方法 空港、宅配便(返送料は利用者負担)

※申し込み時期により、早割が適用されます。詳細は公式サイト申込期限についてのページでご確認ください。

機器は自宅や空港だけでなく、コンビニでも受け取ることができます。職場や出張先の最寄りのコンビニを指定すれば、空港でバタバタしたり、不在で受け取れなかったりすることもなく安心です。

韓国以外も訪れるなら「jetfi」

韓国だけでなく、香港や台湾など複数の国へ旅行する場合は「jetfi(ジェットファイ)」がおすすめ。アジアの対応国エリア内であれば、同一料金で利用することができお得です。詳細は公式サイト内対応国一覧ページにてご確認ください。

プラン(4G) 350MB / 500MB / 1GB / 無制限
1日の料金 680円 / 980円 / 1280円 / 2200円
申込方法 ネット申込
受取方法 日本の空港、コンビニ・郵便局、自宅や勤務先(空港以外の場合、手数料660円)
返却方法 レターパックなど任意の返送方法(返送料は利用者負担)

韓国でレンタルするならココ!

仁川国際空港 第1ターミナル 1階のWi-Fiレンタルショップ
仁川国際空港 第1ターミナル 1階のWi-Fiレンタルショップ

うっかり日本でWi-Fiルーターをレンタルするのを忘れてしまった場合や、準備していたSIMカードが使えなかった場合などは、韓国の空港で当日レンタルすることも可能です。また、できるだけ荷物を減らしたい、費用を抑えたいという方も現地でレンタルするといいでしょう。仁川国際空港の1階には韓国の通信会社KT(korea Telecom)、LG U⁺、SKT(SK telecom)、ワイファイベントウ(WiFi Dosirak)などのWi-Fiレンタルショップが並んでいます。

現地でレンタルする場合の特におすすめのブランドを紹介します。

安さを求めるなら「ワイファイベントウ」

「ワイファイベントウ」は、1日あたりの料金の安さが魅力。6日以上利用する場合は、下記料金からさらに割引となります。韓国の主要空港、ソウル市内の顧客センターにて受取・返却が可能なため、着いてすぐにレンタルし、帰国時はぎりぎりまで利用することができます。

プラン(4G LTE) 1.5GB / 3GB / 無制限
1日の料金(日本円)(※) 230円 / 310円 / 410円
申込方法 韓国の空港、ネット申込
受取・返却場所 仁川空港ターミナル1・2、大邱国際空港、金浦国際空港、金海国際空港、ソウル顧客センター

※6日以上利用する場合、割引価格が適用されます。詳しくは公式サイトにてご確認ください。

24時間営業のカスタマーセンターがあり安心の「KT」

「KT(コリアテレコム)」は、韓国最大の通信事業者です。

仁川国際空港や済州国際空港では24時間、金浦・金海国際空港でも早朝から夜遅くまで窓口が営業しており、また外国人向けの24時間営業のカスタマーセンターも用意されているため、何か問題が起こった際も安心して問い合わせすることができます。

プラン(LTE) 無制限
1日の料金(日本円) 約440円
申込方法 韓国の空港、ネット申込
受取・返却場所 仁川国際空港のターミナル 1,2、金浦国際空港、金海国際空港、釜山港

ソウル市内のホテルまで配送してくれる「GLOBAL Wi-Fi」

日本でレンタルできるブランドとして紹介したGLOBAL Wi-Fiですが、韓国で受取できるプランも用意されています。ほかと違い、ソウル市内のホテルにも配送してくれるため、空港で借り忘れた場合や、やっぱりWi-Fi機器を使いたい、という場合でもスムーズにレンタル可能。日本国内での返却はできませんので、帰国時に持って帰らないように注意しましょう。

プラン(4G) 300MB / 600MB / 1.1GB
1日の料金(※) 770円 / 1070円 / 1270円
申込方法 ネット申込
受取方法 韓国の空港、ソウル駅、明洞オフィス、ソウル市内のホテル(ホテル宅配の場合、手数料550円)
返却方法 受け取った場所へ返却(日本国内での返却は不可)

※申し込み時期により、早割が適用されます。詳細は公式サイト申込期限についてのページでご確認ください。

日本でレンタルするよりも安く、事前準備も必要ないため気楽ですが、時間や日によっては在庫がなくなる場合もあります。状況に応じて、事前レンタルと現地レンタルどちらにすべきかを事前に考えておくとよいでしょう。

韓国のWi-Fi事情(空港・町中・カフェ)

金浦空港のフリーWi-Fiの案内
金浦空港のフリーWi-Fiの案内

韓国の空港や町なか、カフェなどではネット環境が整っており、高速で接続することができます。ただし、公共のフリーWi-Fiのためセキュリティには気をつける必要があります。簡単な調べものをするのには便利ですが、重要な情報・データの送受信は避けた方がよいでしょう。

空港で利用

仁川国際空港でWi-Fiに接続
仁川国際空港でWi-Fiに接続

韓国の空港にはフリーWi-Fiがあり、無料で簡単に接続することができます。仁川国際空港ではログインなどの手続き不要ですぐに接続できます。仁川国際空港内から空港鉄道の近くまでフリーWi-Fiがあるので、空港から連絡を取りたいときなどにはとても便利です。

町中で利用

電車内にある通信会社のWi-Fiルーター
電車内にある通信会社のWi-Fiルーター

ソウル市内の一部ではソウル市が設置したWi-Fiが無料で使えます。ソウル市内でWi-Fi接続画面に“Seoul”もしくは“Seoul_Secure” (ID:seoul、パスワード:seoulで接続)の表示が出たら、接続できます。

ソウル市公共WiFi(無料)

また通信会社KTのWi-Fiは専用の利用券を購入すると、KTのWi-Fiが設置してある場所や電車内、駅などで利用することができます。Wi-FiでKTと表示されたものに接続すると、利用券購入の案内が出ますので、Wi-Fiルーターがない場合などに利用してみるとよいでしょう。

KT WiFi Zone

プラン 1時間、1日
1日 1時間券:1100ウォン、1日券:3300ウォン
利用方法 ネット申込、コンビニでプリペイドカード購入
URL https://first.wifi.olleh.com/jp/index_new.html

カフェで利用

カフェのレシートに書かれているパスワード
カフェのレシートに書かれているパスワード

韓国のカフェではチェーン店、個人店問わず、ほとんどの店でWi-Fiを利用することができます。ただし、店によって接続方法、ID、パスワードの取得方法は異なります。例えばスターバックスではパスワードなしで使えますが、多くの店では飲み物や軽食を購入した際のレシートにパスワードが書かれていたり、店内やテーブルにパスワードが書かれた張り紙があったりします。パスワードが見つからなかったら、「Wi-Fiのパスワードはありますか?(와이파이 비밀번호 있어요?/ワイパイ、ピミルボノ、イッソヨ?)」と店のスタッフに聞いてみてください。

ちなみに、一部のカフェではトイレが施錠されていて、利用するにはパスワードが必要な場合があります。その場合のパスワードもレシートに書かれていることがありますので、なくさないようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。それぞれのWi-Fi機器のメリット・デメリットを確認し、自分にあった機器を選ぶのがおすすめですが、迷ったら以下を参考にしてみてください。

  • どのブランドがよいか迷ったら、値段が安くて受取・返却も簡単な「韓国データ」
  • 現地でレンタルする場合、安さ重視なら「ワイファイベントウ」、安心を求めるなら「KT」

また、旅行中にレンタルしているWi-Fiルーターのプランが無制限であっても、充電が気になりますよね。そういった場合はカフェを利用すると便利です。韓国のカフェでは日本と同様に充電できるところが多いので、休憩とスマホの充電をしながら、カフェの無料Wi-Fiを使って旅行プランを考えるのがおすすめです。利用シーンや環境に合わせて、Wi-Fiルーターと町なかのフリーWi-Fiを使い分け、旅行を楽しんでみてください。

監修:地球の歩き方

筆者

韓国特派員

miney

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