【マレーシア】コタキナバルで離島シュノーケリングツアー

公開日 : 2023年07月05日
最終更新 :

ボルネオ島に位置する東マレーシアサバ州コタキナバル(kota Kinabalu, Sabah)。
市内中心部はリゾートビーチが少ないのですが、ボートや船で20分ほど沖に出ると、南シナ海に浮かぶ大小さまざまな離島があります。
これらの島々は日帰り〜滞在型のリゾートとして整備されています。

離島に遊びに行くには、旅行会社などが催行するツアーに参加する、あるいはコタキナバル(kota Kinabalu)市内のジェッティーからはフェリーやボートが出ているので個人で行くといった方法があります。

個人で行く方が費用的には安いのですが、離島は陸(コタキナバルのあるボルネオ島)から遠い場所に位置すること、そして近隣の海を熟知したツアーガイドなどから伝えられる安全に関する情報(行ってはいけないエリア、急な体調の変化やケガなど緊急時の対応、持ち物の管理など)を把握しにくい点に注意が必要です。

半日〜全日の(オプショナル)ツアーは日本であらかじめ予約をする、あるいは現地で手配するといったこともできます。
現地で手配する場合、私が探した限りではありますが日本語可のツアーは少なかった印象で、マレー語の他、英語、中国語といった言語に対応していました。またホテル送迎付きorジェッティ集合、ランチorビュッフェスタイル、など選択肢なども多岐にわたっています。
選んだのは英語のガイドツアーです。

シュノーケリングツアーと書きましたが、一般的にアイランド・ホッピング・ツアー(Island Hopping Tour)などとも呼ばれていて、マリンスポーツ一般やシュノーケリング、ダイビングなど目的によって選べるようになっています。
一般的に人気なのが2〜3島を巡るツアーですが、オンラインで前日まで予約できるサイトから1島のみ訪れるツアーに参加しました。
旅の疲れがあったり、体力が心配だったり、小さいお子さんを連れているファミリー向けといった印象でゆったりとした行程となっています。
15:00前後には市内のホテルに戻ってこれます。

※オンライン予約の場合、同じような内容でもツアー代金や行程内容(ホテル送迎の有無など)が異なるので、何社か調べることをおすすめします。

ステラ・ハーバー・マリーナ・ジェッティから出発
ステラ・ハーバー・マリーナ・ジェッティから出発
乗船時にライフジャケットを装着
乗船時にライフジャケットを装着

当日はコタキナバル市内のホテルのロビーにて8:00に迎えに来ました。ここでツアー参加の予約票やオンラインの場合は予約QRコードなどを見せます。
その後、ジェッティへ。
ジェッティはステラ・ハーバー・マリーナ・ジェッティ(Sutera Harbour Marina Jettey)、ジェッセルトン・ポイント・フェリー・ターミナル(Jesselton Point Ferry Terminal)などがあるので、集合場所がジェッティの場合は確認が必要です。
参加したツアーはステラ・ハーバー・マリーナ・ジェッティ(Sutera Harbour Marina Jettey)から出発しました。
ジェッティではツアーガイドから乗船チケットが渡されます。
行き先はマヌカン島(Manukan Island)で、ジェットボートで15分ぐらいの距離です。晴れて穏やかな日でしたがかなり波しぶきがあがります。上船時にライフジャケットの着用するように言われます。
向かった先はマヌカン島(Manukan Island)で界隈で一番大きいガヤ島(Gaya Island)の南側に位置しています。

マヌカン島の玄関口
マヌカン島の玄関口

マヌカン島(Manukan Island)のジェッティに着くとすでにかなり多くの人で賑わっています。
ツアーにもよりますが、案内されるエリアが異なるようです。
島内にはリゾートホテルなどもあります。
このマヌカン島(Manukan Island)を含む、周囲の島々はトゥンク・アブドゥール・ラーマン海洋公園(Tunku Abdul Rahman Marine Park)と呼ばれていて、島を訪れる際は料金(保護費)がかかりますがツアーの場合は含まれています。

荷物などはここに置いておける
荷物などはここに置いておける
白砂のビーチが目の前に広がる
白砂のビーチが目の前に広がる

ツアーガイドの方に案内されたのがこちらのビーチ。島の奥にあり人があまりいない静かなビーチです。
荷物は近くのテーブルに置いておきます。
※スタッフの方が見てくれるとのことですが、盗難紛失などの管理は各個人でも注意が必要です。

簡単な説明が終わると各自シュノーケリングマスクを渡され、ランチが始まる12:30まで自由行動となります。この時点で9:00ぐらいでした。
パラセイリング、バナナボートなどのアクティビティもありますが、こちらは追加料金となります。種類によって異なりますがRM50〜(約1500円〜)となっています。支払いは現金のみ。

エメラルドグリーンの海
エメラルドグリーンの海

コタキナバル市内から眺める海も美しいのですが、離島までくるとエメラルドグリーンの美しい海が目の前に広がっています。

防水カメラで撮影した水深1m〜1.5mの海中
防水カメラで撮影した水深1m〜1.5mの海中
よく見ると海底には黒の斑点模様があるナマコも
よく見ると海底には黒の斑点模様があるナマコも

ツアーガイドの方の事前説明によると「マヌカン島はサンゴ礁や魚が少なめでだけど、ウォータースポーツに向いている」とのことでした。
それでも防水対応のカメラで水中を撮影した画像を確認すると意外と魚がたくさんいました。特に目が慣れてくると、小さな魚群やエンゼルフィッシュ、カラフルな魚などなど。小さなエイが海底にいるのも発見しました。

砂浜から10mぐらいは砂底なのですが、そこから先はサンゴ礁があるようです。
ただしシュノーケリングの場合はブイがある場所を超えることができないので注意してください。
visibility(透明度)は天気にもよるようですが、訪れた日は晴れていたので4〜5mといった感じでした。

予定よりもやや早く12:15ぐらいからビュッフェ形式のランチです。
水やジュース、麺類、ナシレマ、チキンの炭火焼きといったマレーシアで定番のローカルフード以外にエビを焼いたもの、フルーツとデザート(プリンのようなもの)がありました。
ここで2島を訪れるグループはガイドに引率され13:00過ぎにサピ島(Sapi Island)へ向けジェッティーへ。

青い建物はトイレで外には真水のシャワー設備がある
青い建物はトイレで外には真水のシャワー設備がある

サピ島(Sapi Island)は小さい島ですが、魚も多くサンゴ礁も美しいとのことでした。
参加したツアーはマヌカン島のみの場合は食休みをした後、14:00までフリータイムです。
再度シュノーケリングを楽しみました。
島内にはトイレだけではなくシャワー(無料)もあるので、砂や塩を落としてゆっくりしたり、近くを散策して回っても。

日差しは強いのですが、食事をする場所は木陰で風も通るので気持ちよく、座っていると思わず眠たくなってくるほどでした。

14:00に案内の人が来るとのことだったのですが予定が変更されたようで、ホテルへ戻る人たちは各自でジェッティへ。
この時間は他の島へ行く人や帰る人などで桟橋がごった返しているので、間違ったボートなどに乗船しないようにちょっと注意が必要でした。
出発したステラ・ハーバー・マリーナ・ジェッティ(Sutera Harbour Marina Jettey)に戻り、待っていた送迎車に乗ってホテルまで。15:00前にはホテルに到着しました。
アクティブに動きたい場合は2島ツアーや、さらに沖合にあるちょっと遠い島まで行ってみてもよいかもしれません。

ビーチ近くは海中も白い砂が広がっている
ビーチ近くは海中も白い砂が広がっている

今回ツアーに参加するにあたり事前に伝えられた必要なものと、自分で持っていったあったら便利だったものを書き出しておきます。ご参考になれば幸いです。
【必要なもの】
ビーサン、サンスクリーン、タオル、ドリンク類&おやつ類、防水用品(スマホ、カメラ用)、スマホ、少額の現金など、帽子、サングラス
【あると便利なもの】
アクションカメラ(水中撮影ができます)、日焼け防止水着(ラッシュガード)、マリンシューズ(着用して水の中に入れる。海底が岩やサンゴなどの場合、足の保護にもなります)

(撮影by逗子マリナ)
※撮影許可をいただいています。
※写真の無断転載禁止

施設名
マヌカン島(Manukan Island) ※トゥンク・アブドゥール・ラーマン海洋公園(Tunku Abdul Rahman Marine Park)
住所
Manukan Island, Kota Kinabalu, Sabah

筆者

マレーシア特派員

逗子マリナ

2016年からクアラルンプール 在住の主婦兼フリーランスライター。

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