旧米軍龍山基地・龍山オリニ庭園に行ってきました!

公開日 : 2023年09月24日
最終更新 :

地下鉄4号線「新龍山」駅近くに、約120年間アメリカ軍の基地として利用されていた場所が韓国に返還された後、今年の5月4日から龍山オリニ庭園という名前で公開されているのですが、その中の展示館で開催されている展示がきれいだということで行ってきました。

龍山オリニ庭園は無料で観覧できるのですが、観覧するには予約が必要になります。
以下のサイトから、予約可能です。
https://reserve-yongsanparkstory.kr/index.html

入園の際は身分証明書を持参しないと予約していても入れないので、忘れないようにパスポートまたは外国人登録証を持参してください。
その他、アルコール、テント、自転車、拡声器、可燃物、武器、風船、ドローンなどの持ち込みも規制されているようです。
予約の際には、予約日、時間帯(午前または午後)、来園する人数、名前(本人&同伴者がいる場合は同伴者の名前)を入力します。
名前と身分証明書の名前が違うと入園できないので、正確に入力してください。

龍山オリニ庭園の入口
龍山オリニ庭園の入口

まずは、入って最初の建物となる総合案内所で手続きをします。
身分証明書(本人確認)がなぜ必要なのか不思議だったのですが、おそらくすぐ近くに大統領職務室があるためセキュリティが厳しくなっているようです。庭園の中にも、管理するスタッフを含め、護衛警察の人たちも見られます。

総合案内所には、韓国語と英語ですが利用案内書がおかれているので、是非利用してみてください。
案内書を見ると、主な施設がマップと一緒に載っています。

総合案内所の入口
総合案内所の入口

午前中は9時から13時、午後は13時から17時までのそれぞれ4時間観覧できるようになっていて、広いですが歩いてゆっくりとお茶も楽しみながらまわれるようになっています。
また園内をまわるカートも運営されていて、一番遠い噴水庭園からまわりたい場合や少し歩くのに自信がない方でも気軽にまわることができます。

個人的な見どころは、噴水庭園と記録館、そして現在イベントハウスで行われている「温火」展示です。
温火の展示は、映える写真が撮れる場所ということでsnsなどでも話題になっています。

総合案内所のすぐ近くの龍山書家(ライブラリー)を見た後、総合案内所の横のカート乗り場からカートが出発しようとしていたので、まずはカートに乗って一番奥にある噴水庭園まで行ってみることにしました。

龍山書家(ライブラリー)の内観
龍山書家(ライブラリー)の内観

カートでの移動は風を浴びながら気持ち良く、龍山オリニ庭園の様子が軽く把握することができます。

カートでの移動中。アメリカ軍が使用していた住まいの様子などが垣間見れます
カートでの移動中。アメリカ軍が使用していた住まいの様子などが垣間見れます

入口から一番遠くにある噴水庭園に到着しカートを下りると、
噴水庭園と気軽に休憩できるジャムジャムカフェがあり、遠くには南山タワーが見渡せます。

噴水庭園
噴水庭園

休憩ができ子供たちの絵本なども置かれているジャムジャムカフェでは、途中にあるカフェ・オウルリム同様、美味しいアメリカーノが2500ウォンで販売されています。その他のドリンクなども良心的な価格で楽しめるのが嬉しいです。
総合案内所と噴水庭園の中間位置にあるカフェオウルリムが店内の雰囲気は良いので、雰囲気も楽しみたいならそちらがおすすめです。

ジャムジャムカフェの店内
ジャムジャムカフェの店内
アイスアメリカーノ(右)とピーチアイスティ。
アイスアメリカーノ(右)とピーチアイスティ。

帰りはカートを利用せず、歩いてまわってみることにします。

噴水庭園の隣には、展望の丘という庭園があり、そこには尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が植樹した松の木を見ることができます。右奥には、大統領職務室を見ることができます。

噴水庭園から展望の丘に行く途中の右手には、大統領執務室入口らしき場所も見えます
噴水庭園から展望の丘に行く途中の右手には、大統領執務室入口らしき場所も見えます
庭園の丘
庭園の丘
尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が植樹した松の木
尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が植樹した松の木

庭園の丘を下ると、左には芝の広場が広がり、右手には大統領執務室が見えます。
右手にフォトゾーンという目印があり、そこからだと大統領執務室がきれいに見えるようになっています。

庭園の丘を下りた通路の左手が芝の広場。
庭園の丘を下りた通路の左手が芝の広場。
通路の右手にフォトゾーンの目印があり、そこから大統領執務室(中央右)が見えます
通路の右手にフォトゾーンの目印があり、そこから大統領執務室(中央右)が見えます
芝の広場には巨大マシュマロの姿も
芝の広場には巨大マシュマロの姿も

芝の広場を突き当たった左手に、記録館があります。

記録館の外観
記録館の外観

記録館1と記録館2があり、記録館1には以前ここに住んでいたアメリカ軍家族の家を再現したものと、
記録館2にはアメリカ8軍クラブで行われていたショーの様子などが展示されています。

記録館1の中の様子
記録館1の中の様子
記録館2の中の様子
記録館2の中の様子

記録館の右隣には、カフェ・オウルリムがあります。

カフェ・オウルリムの外観
カフェ・オウルリムの外観

カフェ・オウルリムを左手にして総合案内所の方向に進むと、一番楽しみにしていた展示「温火」が開催されている展示館が左手に見えてきます。

展示館の外観
展示館の外観

中はそれほど広くありませんが、「暖かい光で、禁断の地だった龍山の未来を灯す」とあるサブタイトルのように、温かみのあるたくさんの光を鑑賞できます。

展示「温火」
展示「温火」

今まで誰も入れなかったアメリカ軍基地の様子や、きれいに整備された庭園、そしてきれいな展示まで無料で観覧できるので、是非おすすめです。
ソウルにいらっしゃる際は、予約をして一度足を運んでみてはいかがでしょう。

筆者

韓国特派員

なかしまかずえ

1997年から韓国に在住。皆さんと共有したいソウルでの楽しい情報を、まったりとお届けします。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。