【ロンドン】英国でも大注目！和菓子の「源吉兆庵」ピカデリー新店舗へ

すっかり日本食が浸透した感のある、昨今のイギリス。寿司や天ぷらなど伝統的な和食から、ラーメンやカツカレーのようにルーツは外国でも日本独特に発展したものまで、大いに好評を博しています。

そして今、注目を浴びているのが和のスィーツ！

ヘルシー志向の抹茶フレーバーや、従来のイギリスになかった食感で新鮮な驚きをもたらしたMOCHI（餅）アイスなどは、今や知らない人のほうが少ないほど。

そんな風潮のなか満を持して、今年9月に再オープンしたのが「源吉兆庵」ロンドン店！

1997年から24年間も続いた以前の店舗は、建物の再開発が決まったため一旦クローズ。そして同じピカデリー通りながら、通りを隔てて反対側の193番地が新店舗となったのです。

数軒ほど離れたところには、有名な老舗デパート「フォートナム＆メイソン」。王立芸術院や高級ホテル「ザ・リッツ」も同じ通りにあります。

またグリーンパーク駅を少し過ぎれば日本大使館もあるため、日本人にも馴染みのあるロケーションなのが嬉しいですね！

もちろん通りの名前から察せられるように、ロンドン観光名所の1つピカデリー・サーカスもすぐ近くです。

以前のお店を閉めてからの約2年間はオンライン販売のみ続いてましたが、やはり実店舗があるのは違いますよね。

特に筆者などは、ご贈答用よりも自分のご褒美用（笑）に買う事が多いので・・・お店ならば1個ずつ選んで少量からでも買えるため、とても気軽に利用できます。

こちらで販売しているお菓子は、すべて本社工場のある岡山を中心に日本で製造されたもの。だからこそ日本ならではの四季の素材と繊細な味を守ることが出来るのです。

そんな日本独特の和菓子ですが、現地の人々からの反応は実際どうなのでしょうか？

「こちらのお客様からはストレートな反応を頂くので、とても参考になります。またご要望なども具体的に仰ってくださる点が有難いですね」

と仰るのは、源吉兆庵ヨーロッパ社ジェネラルマネージャー二瓶さん。また、やはり以前の店舗があった2年前よりも現地のお客様が増え、和菓子人気は着実に伸びていると実感するそうです

今シーズンお勧めの商品を伺ったところ、まず季節を感じる栗や干し柿をつかった「津弥栗」「御前栗」「粋甘粛」など。四季折々の味覚と風趣を味わえるのは、和菓子の大きな魅力でしょう。

もうひとつのおススメは、岡山の特産品として有名な桃をはじめとする果物が主役のお菓子たち。高品質のフルーツと和菓子のマリアージュ「自然シリーズ」を極めるため、自社農園にも力を入れているそうです。

イギリスには菜食主義者（ベジタリアン）や、卵や乳製品も摂らない完全菜食主義（ビーガン）、またグルテンアレルギーの人も多いのですが、そんな層にも好評なのが「白桃ぜりぃ」や「宝玉りんご」。

また「マロンプリン」は卵も乳製品も使わず、豆乳でしあげた栗スィーツ。こちらもグルテンフリーです。

店内にはイートイン・スペースもあり、お好きなお菓子をお茶とともに頂くことも出来ます。お茶は2種類で煎茶は3ポンド、お抹茶は3.50ポンドです。

ピカデリーサーカスでエロスの像を仰いだり、バッキンガム宮殿に続くグリーンパークを散策したり・・・そして「フォートナム＆メイソン」で英国土産ショッピングは、ロンドン観光の定番コース。

その合間に、ほっこり和のティータイムで癒されてみませんか？