【ワシントンDC】アメリカ版カプセルホテルに泊まってみた!

公開日 : 2024年05月01日
最終更新 :

円高とアメリカ国内の物価高の影響で「高嶺の花」になりつつある2024年のアメリカ本土への旅行。でもワシントンDCのダウンタウンには「予算も手ごろ・駅に近い・お店や観光スポットに近い・安全に過ごせる」の4つをかなえてくれる心強い宿泊施設があります。アメリカ版カプセルホテル・Uストリートホステルに実際に宿泊してみました。
(取材日:2024年4月12~15日 取材掲載許可済)

アメリカ初のカプセルホテル

  • メトロのグリーンラインでUストリート駅下車

    メトロのグリーンラインでUストリート駅下車

  • Uストリートはレストランやジャズクラブなどが集まっているエリア

    Uストリートはレストランやジャズクラブなどが集まっているエリア

  • 交差点の標識には有名なお店の名前も

    交差点の標識には有名なお店の名前も

  • オバマ大統領も食べに来たというDC名物の「Ben's Chili Bowl」チリソースのかかったホットドッグが有名

    オバマ大統領も食べに来たというDC名物の「Ben's Chili Bowl」チリソースのかかったホットドッグが有名

  • ホステルの目の前にはドラッグストアがあり便利

    ホステルの目の前にはドラッグストアがあり便利

  • ホステルの通りは住宅地の雰囲気も

    ホステルの通りは住宅地の雰囲気も

  • タウンハウスを改修しカプセルホテルとして2019年にオープン

    タウンハウスを改修しカプセルホテルとして2019年にオープン

Uストリート・カプセルホステルは、アメリカで初のカプセルホテルとして2019年にオープンしました。(全面オープンは2021年) 
ロケーションは、メトロ(地下鉄)のUストリート駅の出口を出て最初の角を曲がればすぐにある、という好立地です。ホステルの目の前には旅先でのちょっとした買い物に便利なドラッグストアがあり、Uストリート界隈にはジャズハウスやレストラン、そしてオバマ大統領もホットドッグを食べに来たことで有名な「ベンズ・チリボウル Ben's Chili Bowl」のお店もあります。

Uストリート・カプセルホステルの内部は

  • ホステルの入口や部屋の入口はGOKIアプリの電子キー形式

    ホステルの入口や部屋の入口はGOKIアプリの電子キー形式

  • 1階ロビーエリア

    1階ロビーエリア

  • 1階ロビーはくつろいだり旅仲間と談笑したりパソコンを広げたりできる空間

    1階ロビーはくつろいだり旅仲間と談笑したりパソコンを広げたりできる空間

  • 昔ながらのタウンハウスは天井も窓も高めで眺めが良い

    昔ながらのタウンハウスは天井も窓も高めで眺めが良い

  • ホステルのロビーエリアではカフェ「Brew on U」の営業があります

    ホステルのロビーエリアではカフェ「Brew on U」の営業があります

  • 2階の共有エリアは冷蔵庫と電子レンジがあります

    2階の共有エリアは冷蔵庫と電子レンジがあります

  • 3階の共有エリアは広い洗面台になっています

    3階の共有エリアは広い洗面台になっています

  • 最終日午前11時にチェックアウトも荷物を一時的に預かってくれるサービスもあります

    最終日午前11時にチェックアウトも荷物を一時的に預かってくれるサービスもあります

  • ワシントンDC観光は歩くことが多いので、水の補給は大事

    ワシントンDC観光は歩くことが多いので、水の補給は大事

  • 男女共同のカプセルルーム

    男女共同のカプセルルーム

  • シーツ付きマットレス、布団、枕、バスタオルとハンドタオルが用意されています

    シーツ付きマットレス、布団、枕、バスタオルとハンドタオルが用意されています

  • カプセルの中は宇宙船の気分

    カプセルの中は宇宙船の気分

  • ロールスクリーンを下すとプライバシーが保てます

    ロールスクリーンを下すとプライバシーが保てます

  • 壁についている折り畳み式ミニテーブル

    壁についている折り畳み式ミニテーブル

  • テーブルを出してみたところ

    テーブルを出してみたところ

以前の一般的なアメリカのホステルと言えば、大部屋に複数の二段ベッドが置かれ、ベッドカーテンで仕切ることもなく、ほとんどプライバシーが保てないスタイルが殆どでしたが、日本のカプセルホテルのように一人ずつのポッドにスクリーンブラインドを設けることで、プライベート感を保つことができます。
カプセルルームは部屋の大きさに合わせて8人用、14人用があり、女子専用ルームも2部屋あります。シャワーとランドリールームは地下にあるほか、各階に1~2か所ずつ共用のトイレもあります。2階にあるミニキッチン兼ダイニングルームでは買ってきた食べ物を電子レンジで温めることができます。ワシントンDCエリアに古くからある三階建てのタウンハウスを改装しており、14人分のカプセルがある部屋もあれば、カプセルではない二段ベッドと専用バスルームの付いたプライベートルームなどもあります。
カプセルの中は近未来の宇宙船のようなデザインで、USB-Aタイプのコネクターが2か所あるので、スマホの充電などができます。コンセント(※アメリカでは“Outlet"と呼びます)は部屋の壁に共用としてあります。(日本と同じAタイプですが、電圧は120Vです)
カプセルの上段へは楕円形の足場のあるはしごを使って上がりますが、やや斜めの位置から出入りするので、慣れるまで少し工夫が必要かもしれません。下段を希望する場合は、予約時にリクエストを出しておくと優先してくれます。
バスタオルとハンドタオルは1枚ずつベッドに用意されています。使用後のタオルはシャワールーム内に回収箱があります。連泊の場合はホステルのスタッフに申し出ると新しいタオルをもらえます。
カプセルルームには自分のベッドの番号と同じ番号のついたロッカーがあり、自分で認証番号を設定して貴重品を入れることができます。スーツケースを載せる棚もありますが、気になる方はスーツケースに鍵をかけておけば安心です。
チェックイン時にはベッドシーツ、布団カバー、枕カバーが既にセットされた状態になっていますが、チェックアウトの時間までにそれらのシーツやカバーは部屋の中にある回収箱の中に出しておきます。退出予定日の午前11時になれば自動的にチェックアウトが完了しますが、私物が残っていたり、時間を過ぎてもまだ部屋に滞在していると、延泊代が追加されます。午前0時から翌朝8時まではクワイエット・アワーなので静かに過ごしましょう。
ワシントンで一番にぎわう4月の桜祭りのシーズンに利用しましたが、館内は非常に静かで利用者のマナーの良さを感じました。政治の中心地のワシントンDCだけに、バックパッカーの旅行者だけでなく、ビジネス客の利用も多いそうです。

利用はGOKIアプリで

チェックイン、建物への出入りの鍵、ルームキーはすべてGOKIというアプリで操作します。事前にアプリのダウンロードと登録を済ませておくと安心です。到着前にダウンロードを忘れた場合でも、玄関のドアにQRコードがあるので、その場でダウンロードすることもできます。
毎週金曜日夜8時からは1階ロビーで無料のビールがふるまわれます。ホステル内のカフェ「Brew on U」は朝7:00(土日は8:00)から昼2:00(水~日は3:00)までの営業ですが、日替わりで様々なメニューの割引サービスもあります。
宿泊料金もカプセルルームは一泊50ドル台から予約でき、繁忙期でも100ドル程度で利用することができます。(※予約状況や時期などで変動があります) プライベートルームも120ドル台から利用できるので、一般のホテルより非常にお手頃な価格帯です。
カプセルの作りは出入り口が縦向きと横向きがあり、予約時に選択することができます。上段へ上がるためには楕円形のステップが付いていますが、足場が小さめなので、慣れるまで少し大変かもしれません。上段がどうしても苦手な方は、予約時、またはチェックイン前までにホステルのスタッフにメールかチャットで早めに下段をリクエストすると優先対応してもらえます。
ロサンゼルスやシカゴ、ニューヨークなどアメリカの主要都市で近年続々オープンしているアメリカ版「カプセルホテル」。ぜひお試しください。

Uストリート・カプセルホステル施設情報

住所
1931 13th Street NW, Washington, DC 20009
メールアドレス
contact@ustreethostel.com ※予約者は滞在中利用するGOKIアプリよりチャットも可
公式ホームページ
https://ustreethostel.com/
公式インスタグラム
https://www.instagram.com/ustreethostel/
公式YOUTUBE
https://www.youtube.com/@ustreetcapsule567 ※チャンネル内の動画概要欄にあるコードを使って公式ホームページから予約を入れると5%の割引特典あり
アクセス
DCメトロ・グリーンライン「U Street/African American Civil War Memorial/Cardozo駅(略してUストリート駅)」下車徒歩約30秒
チェックイン時間
午後2:30 ※GOKIアプリからセルフチェックインで入室することもできます
チェックアウト時間
午前11:00 ※時間を過ぎても部屋に滞留したり私物を置きっぱなしにしていなければ自動的にチェックアウトとなります

筆者

アメリカ・メリーランド州特派員

ベスト加島 聡子

神奈川県出身で、在米20数年になります。現在メリーランド州北東部の町で、家庭菜園とクラフトアートを楽しんでおります。

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