カリフォルニア州でレストランの追加料金がまもなく違法に。サンフランシスコ5月第1週の様子

公開日 : 2024年05月04日
最終更新 :
筆者 : Katie M

今週、以前から話題となっていたレストランのサーチャージが、今後違法となることが可決されました。今週のサンフランシスコの様子をレポートします。

7月1日以降から適応されるSB478法令

コロナ禍以降レストランの従業員の福利厚生の名目で、レストラン側が消費者に対して約5%程度の追加料金を加える事例が増加していたサンフランシスコですが、今週この行動が違法となることが可決されました。この決定により7月1日以降は、このような追加料金の加算は違法となります。

以後、この施行に伴い、多くのレストランがメニュー料金を値上げすると予想されます。なおこの法令は、レストランだけでなくコンサートチケットやホテルの部屋代など、人為的に価格を下げるための追加費用を請求することにも適応されます。

サンフランシスコ近郊で裕福と感じる年収は?

国勢調査のデータで、サンフランシスコ都市圏の住民は、年収約70万ドルの世帯を裕福だと認識ことが判明しました。この数字は、個人向け金融サイトBankrateが昨年実施した調査の一部に基づいており、それによると、アメリカ人が豊かさを感じたり、"経済的自由 "を得るには、年間約44万ドルの収入が必要だと回答しています。

金融サイトDQYDJがまとめた国勢調査のデータによると、同じ基準で計算すると、サンフランシスコ都市圏の "リッチ "な世帯は、2022年には少なくとも70万3000ドルを稼ぐことになるとのこと。また同調査によると、サンフランシスコ都市圏の世帯年収の中央値はおよそ12万ドルとされています。ベイエリアの世帯の収入は全米の大半を上回りますが、生活費、特に住居費が高い傾向にあり、高い収入を得ても、裕福と感じるに繋がらないことが分かります

ベイエリア今週末のイベント

今週末にチェックしたいイベントをいくつかご紹介します。

  • 5/4:Children's Day Festival:毎年サンフランシスコの日本町で開催されるのが、恒例の「こどもの日フェスティバル」です。今年は平和広場が改装工事中のため、サッター通りのセンターがメイン会場となります。ゲームや景品、工作、フェイス・ペインティング、バウンス・ハウス、文化パフォーマンス、ライブ・ステージ・パフォーマンスなど、盛りだくさんです!
  • 5/4:Bay Area Book Festival in Berkeley:バークリー公共図書館で開催されるファミリーデーイベントです。朗読会やユース向け作家トーク、パネル、サイン会から、アートやクラフトまで、さまざまなイベントを家族で楽しめます。
  • 5/4:Free Community Days @ SFMoMA:SFMOMAの入館が無料になるイベントです。特別展示となる音楽とデザインの関係を探求する800点以上の作品を展示する「アート・オブ・ノイズ」展も、無料で10時から5時まで観覧できます。

最後に

このコラムを書いている2024年5月2日現在、サンフランシスコの市のデータによると、今週1週間のサンフランシスコのコロナ感染陽性率は1.5%。ここ2ヶ月の間、1%台をキープしています。カリフォルニア州の平均陽性率ですが、先週まで公開されていたダッシュボードが観覧不可になっているため、今週は不明です。

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

Katie M

18歳での留学をきっかけに渡米。現地で役立つライフスタイルやトレンドなどを紹介します。

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