【モントリオール】VIA鉄道で行くトロント

公開日 : 2024年05月17日
最終更新 :
筆者 : NAMI

モントリオールからボンジュ~ル!
皆さんこんにちは。モントリオール在住、カナダ特派員のNAMIです。

モントリオールは日に日に暑くなってきています。
日本のゴールデンウィークを外して、この時期にカナダにいらっしゃる方も多いでしょう。

カナダで最も大きい都市といえばトロント。
そのトロントにプライベートでの用事があり、いつもなら飛行機で移動するところですが、今回往路はVIA鉄道、復路はトロントのダウンタウンにあるToronto Billy Bishop Airport(ビリー・ビショップ・トロント・シティー空港)からモントリオールに帰ってきました。

トロントに向かうVIA鉄道は大まかに分けると、2つの座席クラスがあります。
エコノミーとビジネスクラスです。
今回の旅ではビジネスクラスを利用してトロントまで向かいました。

今回のこの旅を3回にわたり、普通のトロント旅行とはちょっと違いガイドブックには載っていないトロント滞在記としてご紹介します。
まず初回の本日は、モントリオールからトロントまでVIA鉄道の旅をご紹介します。

Gare centrale(ガール・セントラル:モントリオール中央駅)

旅はここから始まります。
モントリオール中央駅は、地下鉄オレンジラインのBonaventure(ボナベンチャー)駅、クイーンエリザベスホテルの下にあります。
現在の駅舎は1943年につくられ、地下に21の線路と16のホームがあるこの駅は、カナダ国内各地はもちろん、アメリカのニューヨークへも行くことが出来ます。
そのほか2023年7月31日に開通したモントリオールの南岸とを結ぶ都市鉄道REMの発着点でもあり、ベッドタウンでもあるモントリオール島の南(サウスショワ)にあるブロッサー地区にも行くことができるので、通勤・通学時間帯には大変込み合っています。

日本をはじめヨーロッパの駅などは、到着したり出発したりする電車を見ることが出来ますが、モントリオールから出発する電車は地下になるので、乗車する人でないと電車を見ることが出来ません。

モントリオール中央駅
モントリオール中央駅

VIA鉄道ラウンジ

VIA鉄道ラウンジは、ビジネスクラスをりようする乗客が無料で利用することが出来ます。
入り口を入ると受付カウンターがありますので、そこで苗字(ファミリーネーム)を言ってください。乗車チケットなどを見せる必要はありません。
ラウンジ内、右手中央に飲み物や果物がおかれています。お手洗いもラウンジ内にありますので、荷物を置いたままトイレに行くことが出来ます。
入り口の右上に鉄道の発着タイムテーブルがありますので、自分が乗る電車が到着したかチェックすることが出来ます。電車が到着後10分したら車内に入ることが出来ます。
ラウンジ受付の方もアナウンスしてくれるので、ご心配なく。

ラウンジは13・14番ホーム付近
ラウンジは13・14番ホーム付近
トロント行き電車のホーム
トロント行き電車のホーム

エコノミークラスは2:2なのに対し、ビジネスは1:2の3列になっています。
電車によって違うかもしれませんが、電源プラグ差し込み口はありますが、USBコンセントを差し込むところはありませんのでご注意下さいね。
ケータイを充電したい方は、日本と同じ電源プラグ+USBコードを用意してください。
パソコンがある方は電源プラグは必要なく、USBコードをパソコンにつなげればケータイの充電が可能です。

トロント行きVIA鉄道

モントリオール中央駅からトロントのユニオン駅まではおよそ5時間。
私が乗った電車はモントリオールを8時50分に出て、トロントに14時18分に到着です。
ノンストップではなく、モントリオール空港のあるドルヴァル駅など数駅停車してトロントに向かいます。
改札が始まったらQRコードをスキャンしてもらいましょう。
ビジネスのお客様は、優先で横からホームに向かうことが出来ます。
エスカレーターを下りればホームです。
ビジネスクラスは1号車なので、エスカレーターを下りて右方向、先頭車両まで向かいます。
基本的にエコノミークラスの人はビジネスクラスの車両には入れませんが、ビジネスクラスのお客さんはエコノミークラスに行くこともできます。
記念に電車と写真撮影をしてもよいですが、カナダの電車は発車ベルがなく、時間になるとドアが閉まって発車してしまうので、時間に余裕を持って車内に入ってくださいね。

車内に入ると、まるで飛行機のギャレー
車内に入ると、まるで飛行機のギャレー
荷物置き場
荷物置き場

発車するとすぐに検札があるので、乗車チケットまたはQRコードを用意しておいてください。
朝出発の便だと1時間後くらいに、ビジネスでは軽食が提供されます。
季節や時間によってもかわると思いますので、参考程度にどうぞ。
私はコーヒーとレモンパウンドケーキをチョイスしました。

アルコールが午前11時に解禁になるので、それに合わせてアルコールとスナックが配られます。

そして12時くらいになると昼食が提供されます。
ドリンクは全て無料なので、好きなドリンクを注文しましょう。

まるで飛行機で出てくるような食事
まるで飛行機で出てくるような食事

エコノミーの場合は、車内でスナックやサンドイッチを購入する事も出来ますが、電車に乗る前に何か食べれるものを買っておくといいと思います。

トロントに到着です。
VIA鉄道が停まるUnion Station(ユニオン駅)はCNタワーのすぐ近くです。
トロント市民の台所でもある「セントローレンス市場」からも徒歩で行けるので、帰りは市場で何か食べるものを調達してから電車に乗ってもいいですね!

Union Station(ユニオン駅)

住 所
65 Front St W, Toronto, ON
ウェブサイト
https://torontounion.ca/

本日は、モントリオールからトロントまでVIA鉄道の旅をご紹介しました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

À très bientôt(また近いうちにお会いしましょう)

筆者

カナダ特派員

NAMI

2003年よりモントリオール在住のフリー観光ガイドです。 ブログ、ツイッター、インスタグラムなどで主にモントリオールの情報を発信しています。 モントリオールより旬な話題をお届けします。

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