ホバート

Hobart

北半球でいえば、北海道に相当する緯度にあるのがタスマニア島。面積は北海道よりひと回り小さく約6 万8000k㎡。気温は夏でも30℃を超えることは少なく、真冬でも山や森林地帯を除けば日中の気温は10℃前後と過ごしやすい。ホバートはその南東部、ダーウェント川の河口に位置する港町だ。 白人による町の建設が始まったのが1804 年。シドニーに遅れることわずか16 年で、オーストラリアで2 番目に古い町でもある。人口は現在約25 万人とさほど大きな町ではないが、そこかしこに歴史が残る町の風情には興味をそそられることだろう。例えば港の南端の波止場に面したサラマンカプレイス。捕鯨が盛んだった時分の名残で、石造りの倉庫が植民地時代をしのばせる。サラマンカプレイスの裏側の丘はバッテリーポイントと呼ばれ、19 世紀風の古い家が多く、まるで映画のセット内を散策しているような気分が味わえる。そんなホバートがにぎわいを見せるのはやはり夏。特に、クリスマスの翌朝シドニーを出るシドニー─ホバート・ヨットレースの参加艇が、ホバート港に到着する大晦日前後には、静かな町が一変するほどだ。 ホバートはまた、タスマニアの旅の起点となる町。町歩きを楽しんだあとは、流刑監獄地であるポートアーサーやタスマニアの自然をギュっと凝縮したようなマウントフィールド国立公園など、近郊にある数多くの見どころへと足を延ばそう。

写真

  • ホバートの入口となるタスマンブリッジ

    ホバートの入口となるタスマンブリッジ

  • オーストラリア最古の石橋リッチモンドブリッジ

    オーストラリア最古の石橋リッチモンドブリッジ

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