アデレード

Adelaide

南オーストラリアの州都アデレード。入植が始まった1936 年にウイリアム・ライト大佐の都市計画によって設計され、道は碁盤の目のように整然と並んでいる。こぢんまりとした英国風の町は、ほかのオーストラリアの州都より落ち着いた雰囲気がある。オーストラリアを旅している日本人にも実に評判がいい町だ。訪れた旅行者の多くは「オーストラリアで一番好きな町」と答えるほど。1 年を通じて過ごしやすい気候、広過ぎないシティ、ごちゃごちゃしているエリアがほとんどなく、クリアな町というのがアデレードの特徴だろう。 アデレードは市民ひとり当たりのレストラン数が、オーストラリアの都市のなかで最も多いとされるグルメの町でもある。レストラン街は「食」をしっかりと楽しむ人々で、いつもにぎわっている。それもオーストラリアを代表するワインの産地、バロッサバレーが近いためかもしれない。バロッサバレーにある村々がドイツ風の町並みなのは、ドイツ移民がライン川沿いの風土に似ているとブドウ造りを始めたからで、2 〜4 月の収穫期は丘が色づく。バロッサバレーだけでなく、アデレードヒルズ、マクラーレンベール、クレアバレーなど多くのワイン産地がアデレードを取り囲むように存在する。特にシラーズ(シラー種)や辛口のリースリングの評価が高い。 ワイナリー巡り、オーストラリアの魅力を凝縮した島といわれるカンガルー島観光への拠点として、また陸路でパースやレッドセンターに向かう旅の起点として、アデレードの町の滞在を存分に楽しみたい。

写真

  • アデレードヒルズのネペンスワイン

    アデレードヒルズのネペンスワイン

基本情報

アクセス
日本から
日本からの直行便はない。シドニーやブリスベン、ケアンズ、ゴールドコースト、メルボルンなどオーストラリア主要都市での乗り継ぎ便利用が一般的。またシンガポール、香港、クアラルンプール経由のフライト利用も人気だ。
オーストラリア国内から
カンタス航空が各州都およびアリススプリングスから、ジェットスターがシドニー、メルボルン、ブリスベン、ケアンズ、ゴールドコースト、ホバート、パースから、ヴァージン オーストラリアが各州都( ダーウィンを除く)およびゴールドコースト、アリススプリングスから、リージョナルエクスプレス(REX)がメルボルンからフライトをもっている。 グレイハウンド・オーストラリアの長距離バスは、フランクリン・ストリートのセントラルバスターミナルCentralBus Terminal が発着場所。またザ・ガン号やインディアンパシフィック号、ジ・オーバーランド号といった州間を結ぶ列車は、市の西にあるアデレード・パークランズターミナルAdelaide Parklands Terminal(ケズウィック駅KeswickStation)発着。シティのノース・テラス沿いのアデレード駅まで電車で1 区間だ。
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