全米日系米国人記念碑

National Japanese-American Memorial

日系人強制収容の歴史を伝える

第2次世界大戦中、アメリカ人でありながら敵性外国人と見なされて強制収容された日系アメリカ人の苦難と、差別に対する自由を訴えた記念碑と小さな庭園が、国会議事堂とユニオン駅の近くにひっそりとある。日系3世のアーティスト、ニーナ・アカム作の有刺鉄線が絡まった2羽の鶴のブロンズ像を中心に、周囲の壁には全米10ヵ所の強制収容所(英語では“キャンプ”)名と収容人数、アメリカに忠誠を誓うためヨーロッパ戦線の最前線で戦死した日系人約800人の名前が花崗岩の碑に刻まれている。最大の強制収容所はカリフォルニア州Tule Lakeで1万8789名、最小はコロラド州Amacheで7318名。収容された日系人は12万人にも達する。
日系人強制収容は1942年2月19日、F・D・ルーズベルトの政権下で行われたもので、終戦から43年後の1988年8月レーガン政権の時代になって、国としての過ちを認め、日系人に対して謝罪と賠償がなされた。このときの言葉が池を囲むように刻まれている。“Here We Admit A Wrong Here We Affirm our Commitment As A Nation to Equal Justice Under the Law”(われわれは過ちを認める。国として法のもとでは平等であることを断言する)と。

写真

基本情報

住所
New Jersey & Louisiana Aves. & D St. NW
開館時間
24時間
行き方
レッドラインUnion駅下車、駅からLouisiana Ave.を南西へ徒歩約8分
最終更新 :

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