ジェゴグ

Jegog

重低音に圧倒される竹のガムラン

大小さまざまな大きさの竹筒を使った打楽器群だが、ジェゴグの特徴は低音を担うパートに使われる竹の巨大さである。直径20cm以上の太い竹筒から発せられる、大地を揺るがすような重低音からは人間の耳では聞こえない低い周波数が出ており、その上にさまざまな音域のパートが重なってこの世のものとは思えないような音のうねりを作り出す。1912年頃、バリ西部ジュンブラナ県ヌガラ地方で生まれ、農民の娯楽だったジェゴグは、竹筒が武器になりうるという理由からオランダ統治時代に禁止された。その後、インドネシア独立という激動の時代を経ていつの間にか忘れ去られていたジェゴグを復活させたのがヌガラの名士スウェントラ氏である。彼が1979年に結成したスアール・アグン歌舞団の活躍によって名が知られるようになって以来、バリに100を超えるジェゴグのグループができた。ジェゴグの醍醐味は2チームによる音のバトル「ムバルン」。演奏の技量・音量・力量を競い合い、相手のペースにのまれたら負け、という凄まじい音の洪水を体感できる。

基本情報

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