世界規模の祭典「ワールド・ユース・デー」がやってくる
2000年シドニー・オリンピッックを超えるオーストラリア史上最大規模のイヴェント……という触れ込みの「2008年ワールド・ユース・デー シドニー大会(World Youth Day Sydney 2008)」が、今月15日(火)から20日(日)までシドニー市内及び近郊で開催されます。
ワールド・ユース・デーは、日本語にすると「世界青年の日」。日本人にはあまり馴染みがありませんが、2〜3年ごとに開催されている青年カトリック教徒のための祭典で、若者向けの国際イヴェントとしては、世界最多の動員数と言われています。
(c) WYD 2008
オーストラリアでの開催は今回が初めて。ローマ法王ベネディクト16世が初来豪するとあって、国内各地からカトリック信者が集結するのに加え、各日約12万5,000人の海外巡礼者が各種式典やイヴェントに参加すると見込まれ、さらに報道関係者数千人が来豪するそうです。
開催期間中及び前後数日は、セント・メアリーズ大聖堂やジョージ・ストリート付近を中心に、大規模な交通規制が実施され、シドニーを縦横断する徒歩巡礼が行われる19日には、巡礼ルートのひとつに含まれるハーバー・ブリッジも通行止めとなります。
無用な混乱を避けるために、市内で働いている人に対しては、休暇取得や在宅勤務が呼びかけられているのが、何ともオーストラリアらしい話。昨年のAPEC時期同様、郊外への脱出組も少なくなさそうです。
人口の4人に1人がカトリック教徒とはいえ、多民族国家のオーストラリアではさまざまな宗教が信仰されていますから、そのうちのひとつの宗教の祭典に多額の税金が使われ、市民生活に多大な影響を及ぼすことに対して議論がないわけでもないのですが、一般の旅行者には思わぬ恩恵もあるのです。
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