シドニー湾に浮かぶ島コカトゥ・アイランドにキャンプ場オープン
無数の入り江に囲まれた美しいシドニー湾に点在する島々の中で、一番大きな島であるコカトゥ・アイランド(Cockatoo Island)に、なんとキャンプ場がオープンしました!
実はわたし、大自然の中ばかりでなく、ロンドンやパリ、ローマとした街でもキャンプしたことがあったりしますけど、「都会でキャンプ」という観点からしても、国際的な大都市のド真ん中にある島でキャンプができるなんて、「ほかにあるのかな?」というくらい、とっても珍しいのではないでしょうか?
手前にあるのがコカトゥ・アイランド
Photo by Simon Kenny (c) Sydney Harbour Federation Trust
もちろん、ウォーターフロントで眺望はバツグン! ただし、周辺は通勤用フェリーや漁船が行き交う活気のある場所なので、音が気になる人は耳栓持参でないと、ゆったり寝られない可能性大なので、ご注意あれ。
コカトゥ島は国家遺産(ナショナル・ヘリテージ)に指定されていて、毎週日曜日にはガイドツアー(A$18)が催行されています。植民地時代の1839〜69年には囚人の刑務所として、1847〜1992年の間は造船所として使用されていましたが、再開発計画の下で一般公開されたのは、昨年のこと。島には、歴史的建造物や造船関係の施設やクレーンなどが今でもたくさん残っていて、独特の景観を醸し出しています。
時折、アート関係のエキジビジョンやワークショップ、音楽関係のイヴェントなどの開催もあります。現在製作中のオージー俳優ヒュー・ジャックマン主演映画「ウルヴァリン(X-Men Origins: Wolverine)」(2009年公開予定)も、どうやらこの島で撮影進行中だとか。
キャンプ場は島の北側に位置し、サイト数は全部で135。キッチンはもちろん、べーべキュー設備やピクニック・エリア、80人まで座れるテーブル・セットもあり。シャワーは、ソーラー発電利用で、ちゃんと温水が出ます。ワイヤレスを含むインターネット接続は、近々完備される予定。隣接しているマスター・ステーション・カフェ(Muster Station Cafe)は、今のところ日中のみの営業ですが、バーのオープンも検討されているそうです。
アクセスは、サーキュラー・キーやキング・ストリート・ワーフ発のフェリー・サービスで約10分。または、水上タクシーのみ。テントやマットレスを含むキャンプ用品の貸し出し込みのパッケージもあるので、ちょっとした小旅行気分で、シドニー滞在のうちの1泊をキャンプで、というのもレアな体験でおもしろいのではないでしょうか? 予約は6ヵ月前から受け付けています。
<予約先>
Cockatoo Island Camping
Tel: 02 8898 9774
Fax: 02 9555 9745
E-mail: camp@cockatooisland.gov.au
<料金>
A$45.00(最大4人まで)
※キャンプ用品貸し出し込みの場合はA$75.00。
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