インスタ映えポイント「太鼓橋と京都タワー」
六月も後半となって来ました。
青空広がる京都駅近くの渉成園(しょうせいえん)・枳殻邸(きこくてい)。
渉成園・枳殻邸は東本願寺の飛び地で、京都駅から歩いて行ける距離(徒歩約10分)です。
季節ごとに美しい花が咲く庭園では、新春は梅、春は桜、6月の今は紫陽花に蓮。
夏は睡蓮。秋は紅葉と、四季折々に美しい花が咲きます。
インスタ映えする、印月池からは太鼓橋と京都タワーが見えます。
![IMG_5058.jpg](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/kyoto/assets_c/2019/06/IMG_5058-thumb-730xauto-458324.jpg)
渉成園の地は、平安時代の初期(887年頃)嵯峨天皇の皇子・源融が営んだ
「六条河原院」の旧蹟であったと言われています。
![IMG_5033.jpg](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/kyoto/assets_c/2019/06/a1868ff15ad2de42765069aff7566ea673c2fac0-thumb-730xauto-458326.jpg)
源融は六条河原院を造営する際、奥州塩釜(宮城県塩釜)の風景を模して庭を造ったといわれ、
毎月、難波から海水を運ばせて、この池を作ったそうです。
![IMG_5075.jpg](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/kyoto/assets_c/2019/06/IMG_5075-thumb-730xauto-458328.jpg)
そのため、庭内には「塩釜」の井筒「塩釜の手水鉢」などが景物として残されています。
また、源融の供養塔もこの地に残っています。
![IMG_5040.jpg](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/kyoto/assets_c/2019/06/IMG_5040-thumb-730xauto-458330.jpg)
渉成園の名は、かつて周囲に植えられていた枳殻(カラタチ)の生垣にちなんで、
枳殻邸(きこくてい)とも呼ばれています。
園内の建物は1858年・1864年の2度にわたり焼失していますが、
現在の建物は明治初期から順次再建されたものです。
![IMG_5038.jpg](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/kyoto/assets_c/2019/06/IMG_5038-thumb-730xauto-458332.jpg)
庭は1653年、詩仙堂の庭園等を造った石川丈山が作庭。
国の名勝となっています
街の中にあるのに、自然豊かな景色が広がる「渉成園・枳殻邸」。
印月池では睡蓮も咲き始めて来ました。
![IMG_5067.jpg](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/kyoto/assets_c/2019/06/IMG_5067-thumb-730xauto-458334.jpg)
《渉成園・枳殻邸》
〇アクセス バス 京都駅から京都市営バス17, 205, 206, 208号系統「七条河原町」下車。
四条河原町から京都市営バス17, 205号系統「七条河原町」下車
〇アクセス 徒歩 京都駅から徒歩10分
〇駐車場 普通乗用車10台程度
〇拝観料 500円以上のご志納
〇拝観時間 9:00~16:00(受付 ~15:30)
〇住所 京都市下京区烏丸通七条上る
![](https://static.arukikata.co.jp/data/profile/11000/10055/20221012_102650_5874ba3a_w320.jpg)
筆者
京都特派員
Akio
京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。
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