ロンドンの金融街シティの観光地4選 歴史的建造物から「ハリポタ」ロケ地まで

公開日 : 2020年04月10日
最終更新 :
筆者 : ふじはる

はじめまして。この度ブログのバトンタッチを受けました、ロンドン在住のふじはるです。よろしくお願い申し上げます。

royal.jpg

さて、シティ(City of London)はロンドンで最も古い地区。そして世界有数の金融街です。近代的なランドマークが立ち並ぶオフィス街でありながら歴史的な建物も数多く残るため、実は観光に最適な町です。新型コロナウイルスが猛威をふるっておりますが、事態が収束したらぜひ訪れてほしい、シティ市内にある「ロイヤルエクスチェンジ」「レドンホールマーケット」「スカイガーデン」「セントポール寺院」を紹介します。

■ロイヤルエクスチェンジ(Royal Exchange)

金融街の入口、BANK駅から出るとすぐに荘厳な建物が目に入ります。16世紀、エリザベス女王1世により造られたロイヤルエクスチェンジは、商人やトレーダーが出会い、ビジネスを行う場所でした。

2ロイヤルエクスチェンジ.jpg

現在は高級ブランド店が並ぶショッピングモールとなっていて、気軽に訪れることができます。1階(グランドフロア)のカフェでは、高い吹き抜けとガラス張りの天井、美しい内装に囲まれながらフォートナム&メイソンの紅茶がいただけます。優雅な気分に浸れること間違いなしです。

とてもすてきな空間なので写真を連写したくなりますが、あくまでも高級デパート。騒いで警備員の方に肩をたたかれないよう、ご注意を。

■レドンホールマーケット

1レドンホール.jpg

ロイヤルエクスチェンジから少し歩くと、突如美しい建物が現れます。何か見覚えがあるような? レドンホールマーケットは、映画『ハリーポッター』のロケ地。ダイアゴン横丁として使用されていました。中に入るとまるで映画の中に入ったよう。キラキラと豪華で繊細な装飾に驚かされます。

2レドンホール.jpg

14世紀に肉や家畜の取引が行われていたこの場所。現在は衣類や小売店、ワインバーにパブなどさまざまな店が軒を連ねているので、イギリスらしいパブを体験してみましょう。平日には、サラリーマンがスーツ姿で昼から飲んでいる姿も見られますよ。こちらイギリスの日常風景。

レドンホールマーケットに訪れる際は以下のウェブサイトで無料の会員登録をすると、購入特典や最大20%割引のカードがもらえます。

■スカイガーデン

1スカイガーデン.jpg

レドンホールマーケットを抜けると、とても大きくて近代的なビルが目に入ります。正式名称を「20 フェンチャーチストリート」とするこのビルは、2014年に完成。その翌年の、過去1年間に英国内に完成した「醜い建物コンテスト」の大賞に選ばれています。そう、見間違いではありません。醜い建物コンテストの大賞です。地元民には「ウォーキー・トーキー(トランシーバー)」の愛称で親しまれています。巨大なビルを目の前にすると、あぁ納得。ウォーキー・トーキーはオフィスビルですが、最上階にある「スカイガーデン」は展望台となっており、無料で入ることができます。その名のとおりさまざまな植物が植えられ、小さな植物園のよう。カフェで軽食を注文するとソファでゆっくり過ごすこともできます。

2スカイガーデン.jpg

展望台に入るには事前予約が必要ですが、当日順番待ちをしても入ることが可能です。観光で疲れたころに、金融街の真ん中でリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。

■セントポール大聖堂

1セントポール.jpg

最後はセントポール大聖堂の紹介です。先ほどのスカイガーデンからバス2駅、または徒歩15分ほどで、大きな美しいドームを持つ大聖堂に到着します。セントポール大聖堂はロンドンで最も有名な建築物のひとつで、故ダイアナ妃とチャールズ皇太子の結婚式もこの場所で行われました。

2セントポール.jpg

現在も市民が祈りをささげる教会として利用されているためか、夏場には外の芝生にたくさんのひとが寝ころび、憩いの場ともなっています。

中に入ると教会の広大さ、そして装飾の豪華さに圧倒されます。大きなオルガンは、かつてメンデルスゾーンも演奏した過去があります。

3セントポール.jpg

体力に自信がある方は、セントポールのドームに上ることができますよ。わたしが挑戦した際は、途中で上り始めたことを何度も後悔しました。しかし、528段の階段を上り切ったあとの景色は何とも感動的。翌々日からの筋肉痛をいま思い出しても、上ってよかったです。

新型コロナウイルスの事態が収束し、ロンドンにお越しの際は、シティに足を運んでみてくださいね。

筆者

特派員

ふじはる

おいしい香港グルメを求め日々を過ごしています。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。