【イタリア】旬のものをいただく…

アーティチョーク
イタリア語でカルチョーフィ(i carciofi 複数形)と呼ばれる野菜のアーティチョーク。この季節は市場の店頭でもたくさん並んでいます。
アーティチョークは地中海沿岸原産であり、イタリアで何世紀にもわたって伝統的に栽培されています。 シチリア、サルデーニャ、プーリアに多くの生産地があり、アーティチョークの世界有数の生産国です。
一般的に、アーティチョークは大きく 2 つのグループに分けられ、春に開花するものと10 月から翌年に開花するものがあります。
春のアーティチョークは 3 月から 6 月にかけて旬を迎えますが、秋からのアーティチョークは 10 月から 11 月の間に最初の収穫を行い、冬の停滞が終わると春先から 5 月にかけて再び花を咲かせます。
アーティチョークとは、日本語ではチョウセンアザミで、花のつぼみを食用として、一般的にヨーロッパで食べられています。ガクを一枚一枚取って、その元の白い部分を生で食べたり、花の芯を切って炒めたり、オーブンで焼いたり、オイルやお酢付けにして保存食にしたりと料理方法のバリエーションはさまざま。
市場で買ってきて、茎を切り、外皮を剥いてから先を切り、中の“ヒゲ”のような毛状の部分を取り除く処理をしてから、レモン汁を絞った水に浸します。そうすることで、酸化して黒くなるのを防ぎます。
パン粉と塩をふり、オリーブオイルをふりかけてオーブンで焼くととても美味しいです。衣をつけて揚げても美味しいですね。

新オリーブオイル
オリーブオイル用のオリーブは11月が収穫の時期で、オリーブオイル生産者がら直接買う、採れたての新しいオリーブオイルが楽しめるシーズンでもあります。作りたてのオリーブオイルは少し緑色でピリッとしています。
パンにつけてその新鮮な風味を味わうことができるのは今のうちだけです。