スペインの首都マドリードを1日でまわる観光モデルプランはこれ!

公開日 : 2023年01月24日
最終更新 :

スペインの首都マドリード。16世紀にフェリペ2世王が宮廷を置き、スペインの黄金時代には芸術の花が咲いた都なので、見どころはたくさんあります。数日滞在してじっくり見たい町なのですが、今回は1日でマドリードを味わい尽くすプランをご紹介します。

《1日モデルコース》
スペイン広場→(オリエンテ広場)→王宮→(アルムデナ大聖堂)→マヨール広場→プエルタ・デル・ソル→シベーレス広場→プラド美術館→ソフィア王妃芸術センター

スペイン王国の栄華をしのばせる豪華な王宮

ゴージャスな王宮はマドリードの必見スポット
©iStock
ゴージャスな王宮はマドリードの必見スポット
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まずは地下鉄Plaza de España駅の上にあるスペイン広場からスタートしましょう。2021年11月に改修を終え新しく生まれ変わりましたが、シンボルは健在。ドン・キホーテとサンチョ・パンサの像、そして2人を見下ろすように鎮座する『ドン・キホーテ』の著者セルバンテスの像です。記念撮影をお忘れなく。

広場を後にしたら、バイレン通り(Calle Bailén)を通って王宮へ向かいます。歩いて10分の距離です。途中左手には歴代国王の像が立つオリエンテ広場があります。1764年に完成した王宮には2700を超える部屋があり、その一部が観光用に公開されています。ベルサイユ宮殿の鏡の間を模したサロンやゴヤの描いた肖像画が飾られた部屋など、豪華絢爛な空間です。今回は1日ぎっしり詰まったプランなので、王宮には10時のオープンを目指して入場することをオススメします。なお、国王ファミリーはマドリード郊外のサルスエラ宮殿にお住まいです。

王宮を出たら、お向かいにあるアルムデナ大聖堂に寄るのもいいですね。20世紀に完成した新しい大聖堂で、現国王夫妻は2004年にここで結婚式を執り行いました。

下町情緒が漂うマヨール広場周辺を散策

マヨール広場にはバルやカフェのテラス席が並ぶ
©iStock
マヨール広場にはバルやカフェのテラス席が並ぶ
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続いてバイレン通りからマヨール通り(Calle Mayor)に入り、マヨール広場を目指します。途中ビリャ広場に建っているのはマドリード市庁舎です。17世紀のはじめに完成したマヨール広場は、これまで闘牛やお祭り、宗教裁判までさまざまな用途に使われてきました。中心にあるのはフェリペ3世王の像です。下町の雰囲気が漂うマヨール広場周辺には、バルやレストラン、お土産屋さんがひしめいています。

散策を楽しんだ後は、お昼ご飯を食べましょう。この界隈には、世界で最も古いと言われる『ボティン(Botín)』やマドリードの郷土料理コシードで有名な『ラ・ボラ(La Bola)』などの老舗レストランもあります。軽く食べたい方は、サン・ミゲル市場へ足を運んでみてください。昔からあった市場を改修し、今は数々の飲食店のブースが並ぶおしゃれなフードコートです。覗くだけでもいいので立ち寄ってみてください。市場横のカバ・デ・サン・ミゲル通り(Cava de San Miguel)はバル街になっています。

プエルタ・デル・ソルはスペインのゼロ㎞地点

噴水と宮殿が美しいシベーレス広場
©iStock
噴水と宮殿が美しいシベーレス広場
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お腹がいっぱいになったところで、プエルタ・デル・ソルへ。ここはマドリードの中心となる広場で、マドリード自治州政府前にはスペインのゼロ㎞地点を示すプレートが埋め込まれ、東寄りにはマドリードの紋章になっている熊とイチゴノキの像もあります。

プエルタ・デル・ソルからは重厚な建物が並ぶアルカラ通り(Calle Alcalá)を下っていきます。途中でグランビア通り(Gran Vía)が合流する辺りは、人気の写真スポットです。そのまま進み、15分弱で到着するのがシベーレス広場。中央にある大地の女神シベーレスの噴水の後方には、シベーレス宮殿が見えます。レアル・マドリードやサッカーのスペイン代表が優勝すると、この広場はファンで埋め尽くされます。

プラド美術館とソフィア王妃芸術センターでアートに浸る

プラド美術館の外にあるベラスケス像
©iStock
プラド美術館の外にあるベラスケス像
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シベーレス広場からプラド通り(Paseo del Prado)を南下して、10分弱でプラド美術館に到着です。世界の三大絵画館のひとつに数えられており、3万点を超える美術品を所蔵しています。館内は広く、じっくり見るとなると1日がかりになるので、時間がない場合は見たい作品を抑えておくことがポイントになります。初めてのプラドならスペイン絵画の巨匠ベラスケスとゴヤは必見ですが、私が個人的に好きなのは温かみのある宗教画を描いたムリーリョです。美術館の外には、北側にゴヤ、東側にベラスケス、南側にムリーリョの像が立っています。

プラド美術館を出たら、さらに南に10分ほど歩き、アトーチャ駅の向かいにあるソフィア王妃芸術センターを目指します。このプランの最後の目的地です。ここは20世紀以降の現在アートをコレクションする美術館で、ピカソやダリ、ミロ、タピエスなどの作品を観ることができます。最後にここを入れた理由は、ピカソの『ゲルニカ』鑑賞にほかなりません。平和を愛するピカソの戦争に対する怒りが表現されたこの作品は、きっと心に残ることでしょう。ソフィア王妃芸術センターは日曜日は19時、それ以外は21時閉館なので、この時間を考慮してプラド美術館の滞在時間を決めてくださいね。

バルのはしごもマドリードの楽しみ

陶器タイルが目を引くクラシックな雰囲気のバル
©iStock
陶器タイルが目を引くクラシックな雰囲気のバル
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さて、夕食はどうしましょうね? バルのはしごなんでいかがですか? プエルタ・デル・ソルよりやや東にあるクルス通り(Calle de la Cruz)やサンタ・アナ広場(Plaza de Santa Ana)の周辺はバルやタベルナが並んで賑わっています。気になったお店を2、3軒まわってみるのは楽しいですよ。

今回ご紹介したスポット以外にも、マドリードには訪れるべき場所が山ほどあります。2日、3日と滞在される方は、たとえば昼食後はずっとプラド美術館に費やす、などこの1日プランをアレンジしてマドリードを満喫してくださいね。

筆者

スペイン特派員

田川 敬子

東京生まれの東京育ち。オリーブオイル専門家としてスペインと日本で活動するほか、複数のウェブサイトにスペイン情報を寄稿。

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