【マレーシア】コタキナバルのキナバル山を眺める絶景ポイント

公開日 : 2023年06月28日
最終更新 :

マレーシア最高峰のキナバル山(Mt.Kinabalu/ Gunung Kinabalu)。東マレーシア(ボルネオ島)に位置するサバ州の首都コタキナバル(Kota Kinabalu)から約90km、車で2時間の場所に位置します。
首都クアラルンプールからは空路で約2時間半、日本からは時期によって直行便が運航していて約6時間10分ほどとなります。

キナバル山(Mt.Kinabalu/ Gunung Kinabalu)があるキナバル国立公園(Kinabul National Park)は2000年にサラワク州のグヌン・ムル国立公園(Gunung Mulu national Park)とともに世界自然遺産に登録されました。
マレーシアには他にもペナン、マラッカが2008年に世界遺産に登録されています。

キナバル山(Mt.Kinabalu/ Gunung Kinabalu)は高さ4095mで東南アジアの最高峰としても知られています。
絶滅危惧種を含む豊かな自然に恵まれた場所であり、ラフレシア、ウツボカズラなどの希少植物やオランウータンなどの生育しています。

登山者にも人気の山ですが、その絶景を眺めるのであれば半日〜日帰りで訪れることも可能です。今回はコタキナバル市内からレンタカーで訪れたキナバル山ビュー・プラットフォーム(Mount Kinabalu View Platform)キナバル国立公園(Kinabalu National Park)内のポイントからの風景をお伝えします。
※キナバル山登山には認定ガイドの同行が必要だそうです

山道に入ると車窓からも圧倒的なキナバル山
山道に入ると車窓からも圧倒的なキナバル山

まずはコタキナバル(Kota Kinabalu)市内から北へ向かい幹線道路を走り山道に入ります。
その手前からすでにキナバル山(Mt.Kinabalu / Gunung Kinabalu)が見え隠れします。峠にさしかかるたび真正面や左側にその姿を見せるたびにどんどん近くなってきます。マウントキナバル・ビュー・プラットフォーム(Mount Kinabalu View Platform)に 1時間50分ほどで到着。
駐車場の真正面にキナバル山が鎮座しています。
周辺には土産物や飲食店などが立ち並んでいます。

観光スポットらしさが感じられる
観光スポットらしさが感じられる

日差しは強いのですがやや日陰に入るとやや涼しい風が高原らしさを感じさせます。
標高計は1000m前後を表示していました。

独特の生態系を持つことで知られている
独特の生態系を持つことで知られている
晴れたり曇ったりする山の天気
晴れたり曇ったりする山の天気

訪れた日は晴れていましたが、山頂付近は雲に覆われたり晴れ渡ったりしているのが見えます。
山の天気は変わりやすいというのが、ここからもわかります。
肉眼でも奇岩に囲まれた頂上付近を見ることができます。

麓には村が点在していますが、基本的に緑に覆われた森が広がっています。

ローカル産のパイナップル
ローカル産のパイナップル
高原の風に吹かれながらリフレッシュ
高原の風に吹かれながらリフレッシュ

屋台ではローカル産のパイナップルをジュースにして売っていました。
注文が入ると上部をカットして中の身をそのまま砕いてジュースにしてくれます。
氷を入れて完成。1つRM10(約300円)。
甘い中に甘酸っぱい味が口の中に広がり、リフレッシュします。
屋ねつきの休憩所がいくつかあるので、キナバル山(Mt.Kinabalu/ Gunung Kinabalu)を眺めつつ高原の風を感じてみてはいかがでしょうか。

サバ公園事務所では情報収集ができる
サバ公園事務所では情報収集ができる

ビュー・プラットフォーム(Mount Kinabalu View Platform)から車で10分ほど走るとキナバル国立公園(Kinabalu National Park)です。
2023年1月から入園料(Conservation Fee)が改定され、外国人の場合13〜17歳はRM25(約750円)、18歳以上はRM50(約1500円)となりました。
登山をする場合は別途に登山許可料、登山ガイド料、ポーター料(オプショナル)、宿泊料(国立公園内の施設)、登頂もしくはビジター証明書(オプショナル)などの発行料などがかかります。

個人で訪れる場合はエントランスで入園料を支払うと、すぐ右側にあるサバ公園事務所(Sabah Parks Office)で情報を収集することができます。登山者の入山届用紙などもこちらにあります。
事務所の前にも展望デッキがあり、より近い距離からキナバル山を眺めることができます。

登山以外の日帰り〜数日のアクティビティには10本のネイチャー・トレイル(Nature Trails)があります。150m〜5620mと体力などによって選べるようになっています。博物館は入園料に含まれます。その他に植物園(Botanical Garden)があり、入園料はRM10(約300円)となっています。

サバ公園事務所の前の展望台
サバ公園事務所の前の展望台

ツアーで訪れる場合は、同じく国立公園内に位置する近隣の村ナバル(nabal)、ポーリン温泉(Poring Hot Springs)、ラフレシアの咲くスポット(季節やタイミングによるそうです)などを効率よく回れるそうなので参加してもよいかもしれません。日帰り、1日ツアーがコタキナバル市内から毎日催行されています。

(撮影by逗子マリナ)
※Sabah Parks Pfficeにて責任者より記事作成および撮影許可を取得しています。
※写真の無断転載禁止

施設名
マウントキナバル・ビュー・プラットフォーム(Mount Kinabalu View Platform)
住所
89150 Kota Belud, Sabah
施設名
キナバル国立公園(Kinabalu National Park) ※サバ公園事務所(Sabah Parks Office)
住所
Kinabalu Park, 89300 Kundasang, Sabah
開園時間
8:00〜17:00(植物園の最終入場は15:00まで)
URL
https://www.sabahparks.org.my/kinabalu-park
※ネイチャートレイルのマップなどはこちらの公式サイトからダウンロード
※各種料金表、登山者のための情報、ブリーフィングについてもこちらを参照

筆者

マレーシア特派員

逗子マリナ

2016年からクアラルンプール 在住の主婦兼フリーランスライター。

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