香港の本などを扱う書店「街々書林」が吉祥寺にオープン

公開日 : 2023年06月07日
最終更新 :
筆者 : 武田信晃

吉祥寺駅から徒歩10分弱のところに香港の書籍や世界の旅に関する書籍をメインに扱う「街々書林」が6月7日にオープンしました。新型コロナが5類に移行し、国内・海外旅行が復活しつつありますが、まさに時代にマッチした書店かと思います

すっきりとした店内
すっきりとした店内

店主の小柳淳さんは鉄道会社に勤務し、海外旅行は122回の経験を誇ります。NPO法人日本香港協会の理事も務めているほか、『旅の言葉を読む』(書肆梓)、『香港のりもの紀行』(昭文社)など香港や旅行に関する著書も数多くある旅行作家の1面も持っています。

お店は、こだわりの店が多く集まる「中道通り」沿いにあります。店の大きさは18坪で白の壁、棚は明るい色の木を使うなど明るい雰囲気になっています。蔵書数は1,400冊で、旅行関係の本を中心に、紀行、自然、歴史、民俗、宗教、言語、交通など、旅行をするときに知っておくと、さらに旅行が楽しめる本が並んでいます。

香港関連の書籍の一部
香港関連の書籍の一部

香港で言えば、政治の本から路面電車の写真集まで幅広く扱っています。また、バックパッカーのバイブル『深夜特急』(沢木耕太郎著、新潮社)もあれば、マルコ・ポーロの『東方見聞録』の日本語訳もありますし、NHKの語学本のテキストブックまで販売しています。

入口から左には、香港に関する書籍がドーンと置かれているほか、絵ハガキ、文具などが売られています。右は世界の旅行などに関する書籍がずらりと並んでいます。テーマごとにならべられているというより、共通のテーマなどに沿って並べる「文脈棚」スタイルです。ECサイトですとアルゴリズムで利用者に合いそうな本をすすめてくれることですが、「文脈棚」スタイルなので、あまり関心のなかった事柄に偶然出会える可能性があります。

旅行者のバイブル『深夜特急』
旅行者のバイブル『深夜特急』
店主選りすぐりの本がずらり
店主選りすぐりの本がずらり

街々書林には、12.7平方メートルのギャラリーも併設されていて、写真展、美術展、新刊本の発表会、トークショー、サイン会などに活用できるスペースもあります。

小柳さんによると、旅を専門とするような書店は西荻窪にあるそうですが、東京ですらほとんどないそうです。旅をより豊かにしたいという方は、一度、お店を覗いてみてはいかがでしょうか?

★街々書林

  • 東京都武蔵野市吉祥寺本町3-3-9
  • 営業時間:12:34~18:00(月、火曜定休)

筆者

香港特派員

武田信晃

新聞社や香港現地邦人紙の記者/編集者を経て、フリーランス・ライターとして活動中。スポーツ、グルメ、エンタメまで幅広くカバーしている。

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