2024年の「アジアのベストレストラン50」。香港からランクインしたのは6店
春は料理のガイドブック『ミシュラン』の香港・マカオ版が発表されますが、ほぼ時を同じくして「アジアのベストレストラン50」の発表もされました。12回目を迎えた今年、ランクインしたんは前年の5店から6店に増えました。香港でトップになったのは上環(Sheung Wan)にある広東料理の「大班楼(The Chairman)」で13位から4位にジャンプアップしました。
美食のバイブルである『ミシュラン』は星の数でレストランの評価をしていますが、こちらは順位でレストランを評価するという、もう1つのレストランの指標と言っていいでしょう。2024年ルールは、男女氏は50:50、34%がシェフやレストラン経験者、33%がライター、33%が美食家の合計318人が投票します。そのうち25%は新しい投票者となっていいます。18カ月以内に訪れたレストランが対象で、昨年比で最低25%は新しいレストランが入っていること、1人あたり6~8のレストランを選び、自国レストランは最大6店までです。
ベスト50の中にはいった香港に店の数についての推移をみると、2021年は11店、2022年は6店、2023年は5店舗、2024年は6点となっています。そんな中、香港トップである「大班楼」は2021年にはトップにも立ったこともある香港トップクラスの広東料理の店で、このランキングの常連です。2024年は、広東料理を世界中に広めたという功績が高く評価され、2024年は「アイコン賞」も受賞しました。
続く5位には前回の32位から大きく順位を上げた中環(Central)地区にある「永(Wing)」という中国とフランスを融合させたレストランです。16位はカジュアルスタイルのフランス料理店のNeighborhood」、27位はコンテンポラリーフレンチが味わえる「Mono」が入りました。32位にはフォーシーズンズ・ホテル内にあるフレンチレストランで、ミシュランでは3つ星を獲得した「Caprice」、37位は日本とスペイン料理を融合させた珍しいコンセプトを掲げた「ANDO」です。
今回のリストを見ると、伝統的な料理よりも異なる料理を融合させたり、コンテンポラリーなど新しいタイプの料理がランクインしているのが特徴だと思います。
筆者
香港特派員
武田信晃
新聞社や香港現地邦人紙の記者/編集者を経て、フリーランス・ライターとして活動中。スポーツ、グルメ、エンタメまで幅広くカバーしている。
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