【ベトナム】家族で楽しめるハノイの鉄板&おすすめスポット3選!旅のTipsも

公開日 : 2023年12月04日
最終更新 :

ハノイ観光の中心地となる旧市街。たくさんのホテルやレストラン、土産店が乱立していて狭い道を人・車・バイク・自転車がお互い隙間を縫って器用に行き交います。東南アジアらしい雑多で活気ある雰囲気が魅力です。
本記事では筆者厳選の旧市街のおすすめストリートを中心に子供も楽しめる旧市街周辺のスポットを紹介します。

各種専門店が軒を連ねる「ハノイ36通り」

ハノイの観光の中心地となる旧市街は昔ながらの商店や町並みが広がる風情あるエリアです。

町を歩いていると「祭事用品」や「はんこ」「銀製品」のように通りごとに同業者の店が密集していることに気がつきます。これは町が36の同業組合で区分けされているためで、好みのジャンルの道を事前にチェックしておけば、効率よくショッピングを楽しめます。

旧市街はコンパクトなので季節にもよりますが、歩いてまわることが可能です。今回は筆者が実際に訪れて楽しかった通りを3つ紹介します。

子供が熱狂するおもちゃ通りの「チャーカー通り(Cha Ca St.)」

軒先まで並べられたおもちゃ
軒先まで並べられたおもちゃ

町歩きに疲れてダレていた子供が目の輝きを取り戻したのがチャーカー通りです。通りの両脇にあるおもちゃ屋からは商品が歩道まではみ出て陳列されています。店先の商品を見ていると「店の奥にももっとあるよ」といわんばかりの笑顔としぐさで店の奥に案内されます。

旧市街の店あるあるですが、入り口は狭くても店内は広いことが多く、天井近くまで積み上げられた倉庫のような店内をじっくり見て回ることができます。値段は要交渉ですが、最初に提示してくる金額は値引き交渉ありきの金額なので、得意な方は頑張ってみてください。
今回の子供の戦利品はベトナムのミニチュアパトカー5台セット(約700円)でした。

世界中ののんべぇが集まる「タヒエン通り(Ta Hien St.)」

早い時間であれば子連れでも安心
早い時間であれば子連れでも安心

旧市街で飲み屋街として有名なのがタヒエン通りです。旧市街のなかでも特に道幅が狭い道路の両脇に各店ズラーっとプラスチックテーブルとイスを並べていて、通りの入り口は人がひとり通るのがやっとくらいの狭さになっています。メニューを見せながら日本語や中国語、英語で客引きをしている店員を振り切りながら好みの店を探します。

ハンバック通りに面したタヒエン通り南側はまだ安全な雰囲気でしたが、北に進むほどネオンやミラーボールの明かり、大音量の音楽という感じでより“パーティーな感じ”を醸し出していました。今回は子供がいたこともあり“パーティー感”は不要だったので通りの南側の店で飲食しました。
ビールは安いですが、観光客が多いためどの店も総じて料理は日本の居酒屋くらいの値段という印象でした。

ベトナムの生活雑貨が集まる穴場「ハンコアイ通り(Hang Khoai St.)」

ドンスアン市場の北側に位置するハンコアイ通りは、カトラリーや食器、調理器具が販売されています。
お土産や一般家庭向けではなく業務用をあつかっているのか、ばら売りをしてくれない場合もありますが(筆者も何度かばら売りを断られました)、店や店員によっては柔軟に対応してくれるので、どんどん聞いてみましょう。

ハンコアイ通りに面したグェンティエップ通り(Nguyen Thiep St.)ではベトナムの路上でよく見るプラスチックのテーブルや椅子をはじめ、ザルやたらいなどカラフルなプラスチック製品の店が並びます。日本では見かけないような配色の日用品も売っているので覗いてみましょう。ハンコアイ通り、グェンティエントゥアット通りともに日本語はもちろん英語もほとんど通じませんでした。値段交渉は電卓があると便利です。

ホアンキエム湖

旧市街の喧騒が嘘のような落ち着いた雰囲気
旧市街の喧騒が嘘のような落ち着いた雰囲気

旧市街の南側にあるホアンキエム湖は、一周歩いて1時間ほどの湖です。周りは歩道が整備されており湖畔で写真を撮ったりジョギングを楽しんだりする人を多く見かけました。週末にはナイトマーケットやマラソン大会などのイベントが開かれることもあり、観光客だけではなく多くの市民でにぎわっています。

柵が無いので落ちないように注意
柵が無いので落ちないように注意
  • 夕日が沈むホアンキエム湖

    夕日が沈むホアンキエム湖

  • ゴックソン島に続く深紅の橋

    ゴックソン島に続く深紅の橋

  • 夜景も素晴らしい

    夜景も素晴らしい

ホアンキエム湖にはゴックソン島(Ngoc Son)という島があり、橋を渡って行くことができます。入場料は大人ひとり3万ドン(約200円)、学生はその半額、15歳以下は無料です。島内の順路は時計回りで、ゴックソン祠には大きな亀のはく製がふたつ鎮座しています。この亀はベトナムで古くから伝わる伝説に出てきたものではないかといわれています。島内にはお供え物を販売している店もあるので訪れた記念にお祈りしてみるのもいいかもしれません!

筆者が訪れた時は、ハノイのマラソン大会が控えていためホアンキエム湖周辺はステージや出店、スポーツ体験イベントなどが行われていました。湖の南東側にはハノイ中央郵便局がありたくさんお土産を購入してカバンに入りきらないときは日本に送ることもできます。

ハノイ公安博物館

  • 昔使用されていたサイドカー付の青バイ

    昔使用されていたサイドカー付の青バイ

  • たくさんの備品が展示されている

    たくさんの備品が展示されている

  • Honda製の白バイを発見!

    Honda製の白バイを発見!

今回、ハノイ旅行に行く前に地球の歩き方ガイドブックを読んで必ず行くと決めていたところが「ハノイ公安博物館」です。

旧市街から近く、行きはGrabを利用しましたが帰りは歩きました。
到着すると正門は開いていますが博物館正面のドアは開いていません。開け放っているわけではないようなので手動で開けましょう。開くと正面がレセプションです。
(ドアには絵が描いているため外から内部は見えませんが、館内からは外の様子がよく見えています。「あれ、ドアが開いてない、休みかな」と慌てふためく様子はレセプションの方に見られていたようです。(筆者談))

順路は左の階段を上って2階に進みます。2階では公安組織の歴史や過去の鑑識で使われていた道具、手錠などの備品が展示されています。昔ベトナムの町を走ったであろう白バイならぬ青バイの展示もあり子供は楽しそうでした。1階にはグッズ販売店もあるので最後に立ち寄ってみましょう。(ミニカーなど子供ウケしそうなグッズはありませんでした)

ちなみに、ホテルの方と話をしていて「今日はどこに行くの?」と聞かれたのでハノイ公安博物館に行くと伝えたところ、長年ハノイに住んでいる現地の方でも知らない博物館だったようで驚かれました。手前みそですが地球の歩き方の取材力すごいと感じました。

ハノイ公安博物館

住所
67 Ly Thuong Kiet
電話番号
069-2342098
開館時間
8:00~11:30、13:30~16:30
休館日
月曜日
料金
無料

旧市街周辺を町ぶらするときのTips

ベビーカーの利用はほぼ不可能

バイクが駐輪されているかテーブルが広げられ食事しているので歩道は無いに等しい
バイクが駐輪されているかテーブルが広げられ食事しているので歩道は無いに等しい

旧市街では歩道でカフェが営業していたりバイクが駐輪されているのでベビーカーの通行はできません。週末に開かれるナイトマーケットは車止めなどが設置され歩行者天国になりますが、車止めを突破して低速ながらも入り込んでくるバイクがいたので、ナイトマーケットでも前後左右は注意してください。
ホアンキエム湖周辺の遊歩道は道幅も広く、車道から一段高くなっているのでベビーカーでの散策も可能です。

Grabやタクシー以外には電気カーも便利

今回の旅行中何度も遭遇
今回の旅行中何度も遭遇

旧市街はコンパクトな町ですが、バイクや車の多さに疲れてしまいます。そんな時は気軽にタクシーやGrabを利用しましょう。Grabを利用する場合は、地図で乗車場所を選ぶこともできますが電波の影響などで多少表示とずれてしまうことがあったので、近くのホテルや飲食店を目印にして乗車・降車場所を指定した方が確実です。

ハノイの旧市街を短時間で効率的に観光したい場合は電気カーの利用もおすすめです。タンロン水上人形劇場前とドンスアン市場前にターミナルがありチケットを購入できます。電気カーは一人当たりの値段ではなく1台当たりなので、料金を支払えば貸切ることも可能です。

ドンスアン・コマーシャル・ジョイント・ストック・カンパニー(電気カー)

電話暗号
(024)-39290509、093-6624566(携帯電話)
運行時間
8:00~21:00(金~日曜日は17:00まで)
定休日
無休

トイレを利用したいときは近くの店の店員に相談

子供と旅行をしていると急にトイレに行きたがる時があります。ホテルに戻るのが一番いいのですが、無理な時はお店の方に声をかけてトイレを使用させてもらいましょう。

今回の旅行中も何度かお世話になりました。一見トイレが無さそうなお店でも「あのドアを入って奥」など、教えてくれるので緊急事態には勇気を出して聞いてみてください。

不安がある分楽しさも倍増!

ハワイや韓国、台湾ほどまだ家族旅行の旅行先としてメジャーではないハノイ。大人だけの旅行では訪れないであろう場所や旅行中の心配事など、子連れ旅行は寄り道の多い旅行になりがちですが、今回は現地の方のやさしさもあり終始とても快適な旅行となりました。

飛行機や町で出会う日本人に家族連れはあまりいませんでしたが、日本と全く違う環境に身を置けるベトナム。ぜひ家族旅行で訪れてほしい旅先のひとつです!

筆者

地球の歩き方 加藤

海外は東南アジアでの出現率が高めです。

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