雨が続くも徐々に春めくサンフランシスコ2月のファーマーズマーケット
2月は週末になると雨の天気だったかもと思うくらい雨にたたられたフェリービルのファーマーズマーケットでした。毎週土曜日の買い物はレインコートに雨靴が大活躍でした。三寒四温ではありませんが、暖かい日肌寒い日が交互にやってきて、マーケットも冬と春の食材が混在していた月でした。
本当はナッツ屋さんなのですが、ここの卵は見てて楽しくなります。一口にブラウンエッグといっても濃淡いろいろですし、南米チリ原産の黒っぽい鶏の「アローカナ(Araucana)種」の卵は、青〜青緑〜薄緑のグラデーションカラー。まるでイースターエッグみたいです。アローカナの卵は「ブルーエッグ」と表示があり、1ダース(1dosen)12ドル。「ブラウンエッグ」は10ドル。「ブラウンxブルー」が11ドルです。値段は一般的なオーガニックスーパーよりは少し高めです。日系スーパーだと少しお安く6〜7ドルです。
Winters Fruit Tree:https://foodwise.org/sellers/winters-fruit-tree/
日本で卵は「物価の優等生」と言われていますが、サンフランシスコの日系スーパーは日本と同じく卵は、物価の優等生でした。サンフランシスコも物価上昇していしているので、日々の買い物も気がつけばアレちょっと高くなってる?てことが多く、レシートじっくり確認する癖がついています(苦笑)
セロリって香りが強くて好き嫌いが別れる野菜ですよね。「セリアック・セロリルート(Celeriac/Celery root)」は、セロリの根っこで、根セロリとも呼ばれています。が、セロリの根っこというと誤解が生じてしまいます。一般的なセロリは葉っぱを食べるように栽培されていますが、セリアックは根っこ(球根)を食べるために栽培されているのです。時々は葉っぱ付き大根みたいに葉っぱも付いて売られている場合もあります。セリアックの葉っぱは生食には硬すぎるので、ざく切りにして野菜のストック(他にニンジンの皮、タマネギなど香味野菜で煮出し、コンソメみたいなお出汁)にして、使わなければ冷凍保存。
農家の方が「ジャガイモと同じように使うよ!」って教えてくれました。ラップして冷蔵庫で保存しておけば日持ちするので、いつか使うだろうと大きめのを一つ買ってみました。
Tierra Vegetables:https://foodwise.org/sellers/tierra-vegetables/
以前、金柑(Kumquat)xライム(Lime)のハイブリッド果物”Limquat”を販売していたK&Jが、今度はポメロ(Pomelo)xシトロン(Citron)で、ポメトロン(Pometron)を売っていました。シトロンは知ってそうでよく知らないのですが、漢字(または中国語)で”柑”のつく柑橘類の事のようです。漢字って便利
K&J Organics:https://foodwise.org/sellers/kj-orchards/
2月二週目は、富有柿の今シーズン最後の”なごりの富有柿”を買ってみました。出始めの頃に比べると熟したネットリ感があり、まるで柿ジャムみたいでした。来シーズンの”はしりの富有柿”までお終い。
お天気がよくないとモール内を見て回る時間が長くなります。そんな中で目を引くのが「メイソン・バーベナ(Maison Verbena)」。雑貨からグルメフードまで幅広くクオリティーライフのお助け的ブティックです。ベーカリーもあるのですが、目が覚めるような鮮やかな紫色のパン。びっくりしますね。これは、紫色のお芋の”ウベ(UBE)”を練り込んだものです。ウベブレッド(1斤18ドル・ハーフ9ドル)日本のパンみたいな柔らかく懐かしい食感です。軽く温めて食べてみてください。ウベクッキー($4.50)は、ちょっとした手土産にすると話のタネになりそうです。
【Maison Verbena・フェリープラザ】
オープン:木〜日10:00〜17:00 土曜日は9:30〜
休日:月〜水
maison verbna: https://maisonverbena.com/
2月最終週はようやく晴れたました。今までのストレス発散か?買い物客で大賑わいでした。某ブースにある昔ながらの釣り皿秤に乗ったのは、ポテトじゃなくて可愛いワンコでした。
フェリープラザ・ファーマーズマーケット:[https://foodwise.org/markets/ferry-plaza-farmers-market/](https://foodwise.org/markets/ferry-plaza-farmers-market/)
コロナの規制緩和後、初の卒業旅行シーズンと来月は春休み。西海岸は日本から行きやすいので、昨年よりもたくさん観光客の方がやってくると予想されています。フェリービルには、グルメフードのお土産を探してい方もきっと見かけることでしょう。雨が多かったこともあって今年は緑も豊かでお花もどんどん咲き始めています。夏の霧の季節前、これからが最も美しい季節となるサンフランシスコです。
筆者
アメリカ・カリフォルニア州特派員
美丸(Mimaru)
サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。
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