【京都】五重塔と桜の海「仁和寺」

公開日 : 2024年04月14日
最終更新 :
筆者 : Akio

御室仁和寺(おむろにんなじ)へ御室桜を見に行って来ました。(4月13日・撮影)
御室桜は、京都に咲く桜の中では遅咲きの桜で、市内のソメイヨシノが散り始めて来る頃に見頃を迎える桜です。
二王門の看板には、現在のソメイヨシノや御室桜・ミツバツツジの開花具合を、
わかりやすく見る事が出来ます。
室桜とミツバツツジは見頃の様です。

仁和寺に咲く桜は、御室桜が有名ですが、境内では、ソメイヨシノ・枝垂れ桜や
「有明」や「楊貴妃」など、美しい桜が咲いています。

御室桜の咲くエリアは、中門を抜けた所にあります。
広い境内を中門へと進んで行きます。

中門を入り、左折すると御室桜が咲くエリアです。
「御室桜」は1696年の伽藍再建の際に植えられたもので、約200株の桜があります。
大正13年(1924)には国の名勝に指定されました。

桜の海と五重塔の風景

桜の海の上に五重塔が浮かぶ風景は、まさしく春の京都を
代表する景色でもあります。

「御室桜」のお花見は、普通のお花見とは少し違った感覚が楽しめます。
桜のお花見と言えば、見上げる感じが多いのですが・・・

御室桜のお花見は、木の高さは2~3メートルと低くくて、
花が目の前にあり、目線の高さでお花見が楽しめます。

御室桜の花弁は、大ぶりで厚く
お多福桜とも呼ばれています。

春への義理

昔から京の人にとって、御室桜はこの桜を見ないと「春への義理」が立たないと言われた桜。
川端康成さんは小説「古都」の中で、御室の桜の事を「春の義理」と表現され
「ひと目見たら、春への義理は済む」と書かれています。

御室桜を詠んだ歌

「ねぶたさの 春は御室の 花よりぞ」 与謝蕪村

広い境内では、御室桜以外にもソメイヨシノや
五重塔の前には枝垂れ桜も咲いています。

そして、見頃を迎えたミツバツツジと共に、
青もみじも新緑の美しい色を放っています。

満開の御室桜が咲く、御室仁和寺でした。

御室仁和寺

京都市右京区御室大内33
バス・電車の場合
JR京都駅から市バス26号系統約40分「御室仁和寺」下車徒歩すぐ。
京福電鉄御室駅下車徒歩すぐ。
車の場合

名神高速京都南ICから約40分   名神高速京都東ICから約40分
駐車場
有り
観桜参拝
大人 500円 9:00~17:00

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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