【イタリア・ミラノ】運河沿いに広がる新しい人気スポット!サン・クリストフォロ地区に佇むおしゃれなカフェと歴史ある教会

公開日 : 2024年04月24日
最終更新 :

急速な開発が続くミラノ。ミラノのトレンドは、街の中心に集まっていましたが人気エリアは徐々に広がりつつあります。

サン・クリストフォロ地区もその一つ。
ミラノの中心地から少し離れていますが、新しく地下鉄4番線の駅ができるスポットとして、この地区の不動産価格は上昇、続々と新店舗がオープンし、高級住宅も建設しているエリアでもあるのです。

今回は、サン・クリストフォロ地区にあるカフェやレストラン、歴史ある教会をご紹介します。

サン・クリストフォロ地区とは

ミラノの歴史地区であるサン・クリストフォロ地区は、地元住民に有名であると同時に観光客にはあまり知られていない地区の1つ。

地域の名前の由来となったサン・クリストフォロ ナヴィリ教会は、この地域のシンボルで街に魅力を与えています。

サン・クリストフォロ地区は、かつてさまざまな工場があった場所。時の経過とともに大きな変化がもたらされました。インスピレーションを求める芸術家や好奇心旺盛な人々に愛される場所へと変わってきているのです。

この地区は、デザインとファッションの注目を集めており、ナヴィリ運河沿いに広がるこの地域は創造性を表現する発信地にもなっているのです。徒歩圏内には、モダン美術館の「ムデック(Mudec)」もあります。

サン・クリストフォロ地区は、地下鉄4番線の駅が2024年に完成すると言われています。現在は、この場所へのアクセスはバスやトラムの利用が便利です。

歴史ある小さな教会「サン・クリストフォロ・スル・ナヴィリ教会(Chiesa di S. Cristoforo sul Naviglio)」

サン・クリストフォロ・スル・ナヴィリ教会は運河沿いに佇み、かつて2つの別々の教会で構成されていました。

長い歴史ある場所で、異教の神殿があった場所と言われています。
1192年に再建され、14世紀に大規模な改築がされた後、1600年代に2つの教会が一つに統合されました。

最古の教会とも言われるこの場所は、半円形の形をしたロマネスク様式の丸いアーチが特徴。
入り口の上にあるバラの窓が印象的で、テラコッタの外観はどこかレトロな雰囲気を表しています。

教会の内部には、フレスコ画やレンガの壁、古代の美しさのステンドグラスの窓、木製のパイプオルガン、窓から差し込む太陽の光とキャンドルの灯りで神秘的な空間です。
14世紀に作成されたと言われている美しいフレスコ画は、聖書の内容が描かれています。

見学できる場所は小さな礼拝堂のみでとても小さな教会なので、5分ほどで見学できるスポットです。
近くに行った際は、ぜひ立ち寄ってみてください。遠くからでも見える15世紀の鐘楼が目印です。

Chiesa di S. Cristoforo sul Naviglio

住所
Via S. Cristoforo, 3, 20144 Milano MI
開館日
土曜日8:30 ~18:30 、日曜日9 :00~12:00 , 17:00~19:00、月曜日火曜日8:30 ~18:30

教会の前に佇むカフェ「モンタルチーノ・カフェ(Montalcino Caffè)」

2023年の10月にオープンしたモンタルチーノ・カフェ(Montalcino caffe)。

モンタルチーノ・カフェは、ナヴィリオ グランデの最も美しい一角に店舗を構えています。目の前には、教会と運河を眺めることができ静かな空間の中、食事が堪能できます。

小さな店内はノスタルジックでエレガントな雰囲気。大理石と木、ブルーベルベッドのソファ、アンティーク調の鏡、漆喰が特徴的です。
小さなカウンターやソファ席、テーブル席があり、天気の良い日は、ナヴィリ運河と教会を眺めることができる外のテーブル席がおすすめです。

店内のカウンターにあるショーケースには、マリトッツォやブリオッシュ、創造性あるケーキが並んでいます。

ガラスケースには、伝統料理クロスティーニや生ハムやチーズを挟んだクロワッサン、クラブサンドイッチに至るまでバラエティに富んだメニュー。

ブランチには、フレンチビストロスタイルのクロックムッシュとクロックマダム。

通常のランチやディナーメニューは、ペコリーノとトリュフのニョッキからとろけるチーズ「ブラータ」、イタリアを代表する料理メニューが揃っています。

朝8時から夜10時まで営業しているので、朝食からランチ、食前酒、ディナーまでさまざまなシーンに合わせて楽しめる空間です。

Montalcino Caffè

住所
Via S. Cristoforo, 3, 20144 Milano MI
営業時間
火曜日から日曜日8:00 ~22:00

サン・クリストフォロ地区で非日常的な体験を

いつもとは違うミラノを発見するのにこの場所はおすすめのエリアです。
古典的な面影と近代的な一面があり新旧が融合した場所でもあります。
ハンドメイドの食器屋さんや街中の壁にはウォールアート、地元住民が利用するバールや食品店もありミラノに住んでいるように楽しめるエリアです。
ミラノの定番観光スポットを見終わったらぜひ訪れてみてください。

筆者

イタリア特派員

Shiho Yamaguchi

ミラノのトレンディスポット、ファッション、おいしいものなど最新情報をお届けします。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。