【スペイン】一度は行きたいコルドバのパティオ祭り

公開日 : 2024年04月30日
最終更新 :

やってきました、この季節。5月はコルドバが一番輝く季節です。今年は例年よりやや早く4月26日から5月1日までが『5月の十字架祭り』、5月2日から12日は『パティオ祭り』、そして18日から25日は『フェリア』とお祭りだらけの1か月なのです。

今回ご紹介するのは、2012年にユネスコの世界無形文化遺産に登録されたパティオ祭り~Fiesta de los Patios de Córdoba~です。コルドバの昔ながらの家にはパティオ(中庭)があり、そこを花で飾る習慣があります。パティオなので外からは分かりませんが、今でもせっせと手入れをした美しい中庭を持つ個人宅も多々あります。

パティオ祭りではコンテストが開かれ、参加したパティオが期間中に一般公開されるのです。昨年はおよそ50のパティオが参加したそうです。普段は入ることができない個人所有のパティオも多々含まれています。パティオの入場はどこも無料です。

年中開放されているサン・バシリオ(San Basilio)通りのパティオ
年中開放されているサン・バシリオ(San Basilio)通りのパティオ

楽しみ方はとても簡単。観光案内所やホテルで公開されているパティオが記された地図をもらうか、このサイトから地図をダウンロードして、それを見ながら歩くだけです。

パティオのコンテストのほかにバルコニーや鉄格子窓のコンテストも開かれるので、パティオ巡りの道中では花で飾られたバルコニーや窓に出くわすことも。

花で飾られた昔ながらの家の鉄格子窓
花で飾られた昔ながらの家の鉄格子窓

また、途中で史跡やフォトジェニックな小道、味のあるバルなどが見つかるのもパティオ巡りの醍醐味です。

昔ながらの集合住宅のパティオ
昔ながらの集合住宅のパティオ

私も一度行ったことがありますが、コルドバ自体が大好きな町なのでぜひとも再訪したいお祭りです。

コルドバには、スペインで最初に世界遺産に登録された『メスキータ』があるので、あわせて観光したいですね。ちょうどゴールデンウィークの時期にあたるので、ぜひ来年の旅行先候補に挙げてください。

筆者

スペイン特派員

田川 敬子

東京生まれの東京育ち。オリーブオイル専門家としてスペインと日本で活動するほか、複数のウェブサイトにスペイン情報を寄稿。

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