モネの家と庭園
Maison et Jardins de Claude Monet
モネがジヴェルニーに移り住んだのは1883年、彼がまだほとんど無名だった43歳の頃。以来、86歳で亡くなるまでここで仕事を続けた。光と水に恵まれたこの地の風景が彼の才能を開花させたのだろう。モネの家の内部には、彼が集めた膨大な浮世絵コレクションが飾られている。どの部屋も彼好みの鮮やかな色調でまとめられ、さながら絵の中にいるよう。イエローを基調としたダイニングルームでは、食器も同じ色で統一されていてとてもモダン。1926年、彼が息を引き取った寝室は2階にある。四季折々の花が咲き乱れる庭園は、モネが自らの手で造り上げたもの。日本の影響を強く受けた太鼓橋の架かる池には、モネにとってかぎりないインスピレーションの源となった、あの『睡蓮』の花が浮かんでいる。『睡蓮』の連作は、パリのオランジュリー美術館（→P.205）に所蔵されているほか、マルモッタン・モネ美術館（→P.207）でも観ることができる。
写真
どの部屋も色調を大切にしてまとめられている
基本情報
- 住所
- 84, rue Claude Monet
- 電話番号
- 02.32.51.28.21
- 開館時間
- 4/1〜11/1（'20）9:30〜18:00（最終入場は17:30まで）
- 休館日
- 11/2〜3月下旬
- 料金
- €9.50、学生€5.50
- ウェブサイトのアドレス
- fondation-monet.com（日本語あり）
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