リトル・ヴェニス周辺

Little Venice

運河沿いに散策してみたい

 パディントン駅の北西、地下鉄ウォーウィック・アベニューWarwick Avenue 駅近くに、リトル・ヴェニスLittle Veniceと呼ばれる運河用の波止場がある。ここから水位が26m も低いテムズ河へは12 のロックと呼ばれる水門を一段ずつ下りながら航行していく仕組みになっている。三角形の波止場に、北東に延びるリージェンツ運河と、パディントンから北西に延びるグランド・ユニオン運河が交わっており、運河には水上生活をする人のボートも係留されている。
 リトル・ヴェニスという名前は、イタリアのヴェニスにならってつけられたのだが、緑が生い茂り、優雅な邸宅が並ぶ静かなたたずまいは、イタリアのそれとはずいぶん違う。運河沿いのカナル・フットパスを散歩したり、カムデン・ロックCamden Lock までの遊覧船に乗ったり、のんびりと過ごすにはもってこい。ロンドン中心部には、公園といい、運河といい、なんと豊かなエリアがあるのだろうと、ここでもため息をついてしまいそうだ。
 さらに北上すると、イギリス人憧れの閑静な高級住宅街、セント・ジョンズ・ウッドSt. John's Wood にいたる。ここには、ビートルズファンなら一度は訪れてみたい、アビー・ロードの横断歩道やアビー・ロード・スタジオがある。
 リージェンツ・パーク北のプリムローズ・ヒルは、ビートルズのポール・マッカートニーも散歩をしながら歌詞を考えたという、見晴らしのいい公園。時間に余裕があるなら、セレブも多く住むこのエリアをのんびりと散策してみよう。

写真

  • リトル・ヴェニスからの運河にある水門

    リトル・ヴェニスからの運河にある水門

  • カムデン・ロックには、おいしい食べ物の屋台も

    カムデン・ロックには、おいしい食べ物の屋台も

基本情報

最終更新 :

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。