チェルシー(ロンドン)

Chelsea

落ち着いた住宅街とショッピングエリアが同居する地域

 ひと昔前まではチェルシーといえば文化人、知識人が好んで集まる生活空間でとおっていた。1970 年代後半の「パンク」の出現により、変化が起きたのは1980 年頃。今ではその姿もなくなり、真の意味での「パンク」は、ほとんどいなくなってしまったといわれている。ショッピングストリートとして知られるキングス・ロードKing'sRd. は、かつては色鮮やかなパンクファッションでキメたお兄さんやお姉さんがたむろしていた時代もあったが、スローン・スクエアSloane Sq. にデューク・オブ・ヨーク・スクエアというショッピングモールもでき、お嬢さま、お坊っちゃま向けのしゃれた店が多い。
 町としてのチェルシーはジョージアン様式の建物などが多く残る、美しい所。落ち着いた雰囲気が漂う。古くは思想家トマス・モア、比較的新しいところでは、作家サマセット・モームや歴史家カーライルといった文化人たちが、このあたりを住む地に選んだ気持ちがよくわかる。
 テムズ河に近いチェルシー王立病院Chelsea Royal Hospital は年金生活を送る退役軍人たちが住んでいる所。ここでは毎年5月にチェルシー・フラワー・ショーが開かれる。ロンドンの最も春らしい風物詩のひとつで、世界に名を知られる、ガーデナー憧れのショーでもある。

写真

  • フレディ・マーキュリーの邸宅だったガーデン・ロッジ

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  • クイーンが最初にギグをしたインペリアル・カレッジ

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  • 映画『ボヘミアン・ラプソディ』に登場したテムズ沿いのパブ、ルトランド・アームズ

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