ピナクルズ

Pinnacles

西オーストラリアを代表する奇景

パースの北約250km、ナンバン国立公園Nambung NP の一角に、突然広がる奇景、それがピナクルズだ。西オーストラリアを代表する自然景観スポットで、パースからのポピュラーな日帰りツアー先となっている。

太古の昔、海辺だったこの一角に貝が堆積し石灰岩質の土台を造り上げた。そこに深く根を張った原生林が枯れた後、大地が風化されていき、根の間に残った石灰岩層が、まるで塔のように残ってできたのがピナクルズというわけだ。いまも風化は進んでおり、その景色は目には見えない速度で少しずつ変化している。殺伐とした黄砂のなか、人の背丈を超える石灰岩塔が林立するその様は、世界の終わりを感じさせる。誰が最初に言い出したかはわからないが、「荒野の墓標」という紹介コメントは的を射ている。

ピナクルズ観光のベストな方法は、石灰岩塔が無数に広がる砂漠地帯を歩くこと。国立公園ゲートから車も通れる周回ドライブルートがある。レンタカーでやってきた場合は、ドライブルートのところどころで車を降りて、あたりを歩き回ってみるといいだろう。途中には全体を見渡せる展望地もある。なお、ピナクルズでサンセットを楽しみたい人は、最近人気があるので、少し早めにいってお気に入りのビューポイントを探しておくといい。日中、サンセット時間まではパースからのツアー客がいるが、日が完全に暮れると車で来ている人たちだけの時間。晴れた日にここで見る南天の星空はすばらしくきれいだ。

ピナクルズへの起点となる町も楽しもう

ピナクルズに一番近いサバンテスの町外れ(ナンバン国立公園内)には、世界最古の生物のひとつが造りだすスロンボライトが見られる塩湖レイク・テティスLake Thetis(サバンテスの町の近く)もある。またサバンテスはロブスター漁でも知られる町で、水揚げされたロブスターを出荷する工程が見られるロブスターシャックRobster Shack(併設レストランでは手頃な値段でロブスターが味わえる)もある。

サバンテスの北にあるジュリアンベイはよりリゾート感あふれる場所。ビーチの美しさはもちろん、沖合には野生のオーストラリアオットセイが生息する小島もあって、シールスイムクルーズも行われている。ターコイズサファリTurquoise Safaris他数社がツアーを催行している。

ピナクルズから南の拠点タウンのランセリンLancelinにかけては、海沿いに巨大な砂丘地帯がある(ランセリン大砂丘Lancelin Sand Dunes)。一部の砂丘入口までは一般車でもアクセス可能だ。砂丘入口にはツアーカウンターやレンタル砂滑りボードのカウンターがある。砂丘を思う存分楽しみたかったら、4WDツアーやATVツアーに参加しよう。特に4WDツアーは45分の行程で砂丘の奥深くまで入って行き、誰もいない場所での砂滑り体験も楽しめるのだ。

サバンテスの北にあるジュリアンベイはよりリゾート感あふれる場所。ビーチの美しさはもちろん、沖合には野生のオーストラリアオットセイが生息する小島もあって、シールスイムクルーズも行われている。ターコイズサファリTurquoise Safaris他数社がツアーを催行している。

ピナクルズから南の拠点タウンのランセリンLancelin にかけては、海沿いに巨大な砂丘地帯がある(ランセリン大砂丘Lancelin Sand Dunes)。一部の砂丘入口までは一般車でもアクセス可能だ。砂丘入口にはツアーカウンターやレンタル砂滑りボードのカウンターがある。砂丘を思う存分楽しみたかったら、4WDツアーやATVツアーに参加しよう。特に4WDツアーは45分の行程で砂丘の奥深くまで入って行き、誰もいない場所での砂滑り体験も楽しめるのだ。

写真

  • 幻想的なピナクルズのサンセットタイム

    幻想的なピナクルズのサンセットタイム

  • スロンボライトを見にレイク・テティスへ行こう

    スロンボライトを見にレイク・テティスへ行こう

  • 目の前までオットセイが近寄ってくることも珍しくない

    目の前までオットセイが近寄ってくることも珍しくない

  • 砂丘を大型4WDで駆け巡る

    砂丘を大型4WDで駆け巡る

基本情報

アクセス
ピナクルズへは、パースからツアーかレンタカーを利用して行くことになる。サバンテスCervantesが起点で宿泊施設もある。夕方や早朝のピナクルズを見たい人は1 泊しよう。
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