ベナック城

Château de Beynac

古城の多い地方といえば誰もがロワール地方を思い浮かべるだろうが、ここドルドーニュ川流域にはロワールより多い1000以上もの城が残されているという。多くが百年戦争に始まる長い戦乱の時代に建てられたもの。お城というよりは荒廃した要塞のようだが、それだけにロワールの華麗な城館にはない枯れた趣がある。
なかでも保存状態のよさで有名なのがドルドーニュ川を見下ろす断崖上にそびえるベナック城だ。最初の主塔と二重の城壁が築かれたのは12世紀のこと。数々の戦乱を経て、20世紀初めには廃墟同然となっていたが、1961年に現在の所有者に買い取られた。莫大な私財を投じての修復作業が進行中で、城はしだいに中世の姿を取り戻しつつある。『おかしなおかしな訪問者』(1993年)、『ソフィー・マルソーの三銃士』(1994年)、『ジャンヌ・ダルク』(1999年)など、数々の映画のロケ地になったことでも知られる。映画のシーンを思い出しながら見学するのが楽しい。

写真

基本情報

車でのアクセス
サルラから約10km。
住所
Route du Château 24220 Beynac et Cazenac
開館時間
10:00~18:30
休館日
無休
料金
€9.50、11〜16歳€7
最終更新 :

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。