チュルッ

Celuk

金銀細工のギャラリーが並ぶ

金銀細工、特に精緻な銀細工で知られるのがチュルッ。バトゥブランから北上し、トゥガルタム村Tegaltamuで街道沿いに東へ折れると、道の両側に“Silver&Gold”という看板を出した工房が並び出す。
バリの金銀細工、というよりも金属加工は、もともと高貴な人が身につけるクリス(剣)を作ることから歴史が始まっている。クリスの刃には先祖たちの霊が宿り特別な力があると信じられ、その柄や鞘は男たちの富を示すもので、金・銀の細工や宝石で飾りたてられている。霊力、魔力をもつ金属を扱う者は、バリでは極めて強力な呪術師であると考えられており、彼らはパンデと呼ばれ、下層カーストの貴族という特別なカーストが与えられている。昔からこうした細工師たちが多く住んでいたのがチュルッで、今もその伝統を受け継いでいる。
チュルッの銀細工の特徴は、細い銀線でデコレーションする線条細工。細い銀線を何本も重ねて蝶や花、あるいはベチャ引きの様子が作られており、その完成度は芸術の域にまで達している。街道沿いには大きなアートショップが多いが、一歩脇道へ入ると家族経営の小さな工房も点在している。

チュルッへのアクセス

島内ツアーやチャーター車で立ち寄るのが一般的。

基本情報

最終更新 :

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。