トルコの気候と季節ごとの服装、イスタンブール、カッパドキア、パムッカレ、アンカラの今週の天気

公開日 : 2023年07月25日
最終更新 :

トルコの気候

国土が広いため、地方によって気候や降水量の差が激しい。一般的に夏は雨が少なく、乾燥しており、海岸部では蒸し暑い。冬期は曇りが多く、よく雨が降る。東部の高原地帯では積雪もあり、路面が凍結することも。内陸部は日中と夜の気温差が大きい。

各地の気候と服装アドバイス

東西に長く、標高差もあるトルコは、地方により気候もさまざま。旅の目的に合わせて旅行時期を選ぶか、時期に合わせて目的地を考えるか…ここでは地域別に、気候の特徴と服装アドバイスをまとめました。

イスタンブールと近郊

気候 服装
12~3月 雨が多く曇りがち。0℃以下になることはないが寒い。1・2月は雪が降ることもある。 防水加工のコートが欲しい。道も悪いので、滑りにくく水たまりでも平気な靴を用意しよう。ニットキャップや手袋も助かる。
4・5月 4月はまだ肌寒い日もあるが、5月になると夏の雰囲気になってくる。 半袖でOKな日が増える。脱ぎ着できるように調節の利く服装を心掛けよう。
6~9月 夏は30℃以上になることもあり、イスタンブールなど沿岸部は蒸し暑い。 半袖またはノースリーブ(ジャーミィなどの宗教施設内では不可)などリゾートウエアでOK。ただしバスの車内などは寒いので、一枚羽織れるものがあると便利。
10・11月 そろそろ肌寒くなり、雨天の日も増えてくる。日本の秋よりもやや寒い。 長袖のシャツやフリース、薄手のジャケットなどを用意しよう。

エーゲ海・地中海

気候 服装
12~3月 イスタンブールに比べれば寒くはないが、雨はさらに多い。海も荒れる。 雨が多いので防水加工の上着と雨具が必要。フリースジャケットなども忘れずに。
4・5月 4月はまだ少し寒い日もあるが、5月になると、夏の雰囲気になってくる。 長袖のシャツや薄手のジャケットを一枚用意しておこう。
6~9月 6月になると30℃を超え、8月は40℃を超える日もある。沿岸部は蒸し暑い。 リゾートウエアや水着を忘れずに。
10・11月 海風が冷たくなり、雨の日が増え始める。気温はこの時期の日本と変わらない。 長袖のシャツか、薄手のジャケット、雨具の用意も必要だ。

中部アナトリア

気候 服装
12~3月 冷え込みが厳しく、雪が積もることも。平均気温は1~2℃。 コートや手袋など防寒具の用意は万全に。カッパドキアツアーに参加する人は滑りにくい靴の用意を。
4・5月 日中は暖かいが、日没後は寒くなる。平均気温は10~15℃くらい。 日中は半袖でもOKだが、朝晩は寒いので上着の用意を。
6~9月 日中は暑いが、日没後は涼しくて快適。乾燥が激しい。 半袖でOKだが、長袖のシャツを一枚用意。カッパドキアツアーに参加する人は歩きやすい靴で。
10・11月 日中は暖かいこともあるが、基本的に肌寒い。積雪はまだない。 フリースジャケットやコートの用意をしておこう。

東南部・東部アナトリア

気候 服装
12~3月 東部の高原地帯の最低気温はマイナスになり積雪もある。南部はそれほど寒くならない。 東部の高原地帯では完全防備が必要。南部でもコートの用意はしたい。
4・5月 南東部では、夏のように暑くなる日もあるが、東部では肌寒い日もある。 南東部は日中暑くなる日もあるが、東部の高原地帯ではジャケットが必要な日もある。
6~9月 南東部では40℃を超える猛暑が続く、トルコで最も暑い土地。東部高原地帯では涼しく過ごしやすい。 南東部ではTシャツでOK。東部では日没後に涼しくなるので長袖を一枚用意しよう。
10・11月 南東部は過ごしやすい。東部では寒くなり、11月には積雪も。 南東部は長袖シャツに薄手のジャケット、東部ではコートなどの準備を。

黒海

気候 服装
12~3月 寒くはないが雨が多い。平均気温は8~10℃。山間部では積雪もある。 イスタンブールなどと同じ装備と考えてよい。
4・5月 雨もそれほど多くはなく、日中の気温は10~15℃ぐらい。 5月は半袖でOKの日もあるが、長袖のシャツと薄手のジャケットを用意しておこう。
6~9月 気温はそれほど高くはならないが、沿岸部ではかなり蒸し暑い。雨もたまに降る。 半袖でOK。山間部へトレッキングに行く人は長袖の用意を。
10・11月 1年を通してもっとも雨が多い時期。日中の気温は15℃前後。 長袖のシャツと薄手のジャケットの用意を。雨具の用意も忘れずに。

服装における生活習慣

トルコは人口の99%がイスラームを信仰している。イスラームというと、厳しい戒律という印象を受けるが、トルコは政教分離の国であり、近代化が進んだ地域では、生活からイスラーム色が強く感じられる場面は多くない。特にイスタンブールや南部海岸地方では西欧の雰囲気に近い。
女性の服装においても、スカーフで頭を覆うなどの義務はなく、個人の自由。ただしジャーミィなどの宗教施設内ではキャミソールなど素肌の出過ぎる服装は避けること。入口に女性専用のスカーフが置かれていることもある。

イスタンブールの今週の天気

カッパドキア(ネヴシェヒル)の今週の天気

パムッカレの今週の天気

アンカラの今週の天気

筆者

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