【ラオス 旅の最新事情】観光客受け入れ状況

公開日 : 2022年09月07日
最終更新 :
首都ビエンチャンのシンボルでもあるタート・ルアン寺院
首都ビエンチャンのシンボルでもあるタート・ルアン寺院

ラオスでは、一時期、コロナウィルスの感染拡大によるロックダウンが行われましたが、2022年中頃には解除され、市民生活も平常に戻りつつあります。外国人旅行者の入国も認められていますが、ワクチン接種の証明書の取得など、事前の準備が必要になります。

ラオスのコロナ感染状況

ラオスのコロナ感染状況
ビエンチャンの町の中心部

・ラオスのコロナ感染状況
在ラオス日本大使館の調査によると、ラオスにおける新型コロナウィルス(COVID-19)の感染者は、総計で208,111人となっています。またロイターは、ラオス保健省の発表として、757人が死亡したと発表しています。

・国民のワクチン接種状況
ラオス保健省のWEBサイトによると、2022年6月9日現在で、ラオス国民のCOVID-19ワクチン接種状況は、1回目が5,817,695人、2回目が5,076,787人となっています。

ラオスへの入国

ラオスへの入国
国内外のエアラインが乗り入れるビエンチャンのワッタイ国際空港

JETROのサイトによると、2022年5月9日に入国の水際対策を大幅に緩和。平常時通り、15日以内の滞在はビザ不要、到着時のアライバルビザ取得で、30日以内の滞在が許可される。在外大使館や領事館でのビザ発行も通常通りです。
入国に際しては、2回以上の新型コロナワクチンの接種証明書(英文)の提出、もしくは出発前48時間以内の抗原検査キットでの検査証明書(英文)が必要。ラオス到着後の検査や隔離は不要となっています。
入国時を含めて、国内での行動制限はありませんが、感染防止のため、マスクの着用、手洗いや消毒の励行、ソーシャルディスタンスの確保などが求められます。
引用サイト
https://www.jetro.go.jp/biznews/2022/05/316e1c920540cc43.html

ラオス→日本への出入国について

ラオス→日本への出入国について
観光客に人気のルアンパバーンの空港

2022年9月7日午前0時(日本時間)以降のラオスから日本への入国者は、有効なワクチン接種(3回)証明書を保持している場合、出国前72時間以内に受けた検査の陰性証明書の提出は不要となっています。

日本政府は、新型コロナウイルス感染症の各国・地域からの流入リスクを総合的に勘案し、各国・地域を「赤」「黄」「青」の3色に区分しています。ラオスは「青」に区分されていますので、日本への入国にあたっては、下記のとおりとなります。

◎搭乗する航空機の到着予定時刻が、令和4年9月7日午前0時(日本時間)以降の入国者
・有効なワクチン接種(3回)証明書を保持している場合 → 出国前72時間以内に受けた検査の陰性証明書の提出は不要
・有効なワクチン接種(3回)証明書を保持していない場合 → 出国前72時間以内に受けた検査の陰性証明書の提出が必要

●出国前72時間以内の検査証明書提出の見直しについて(外務省ホームページ)
URL: https://www.mofa.go.jp/mofaj/ca/fna/page4_005130.html

〈ファストトラック利用で入国手続きをスムーズに〉
入国前に専用アプリ「MySOS」をインストールし、搭乗便到着予定日時の6時間前までにアプリ上での事前登録(検疫手続き)を行うと、入国手続きが簡略化されます。対象となる空港は成田、羽田、関空、中部、福岡の5つの国際空港となります。※2022年7月8日から MySOSのウェブ版も利用できるようになりました。

●ファストトラックについて(厚生労働省ホームページ)
URL: https://www.hco.mhlw.go.jp/fasttrack/

PCR検査を受ける場合は、国立疫学検査センター(NCLE)で受けることができます。
1.検査時間
月曜日~土曜日 8:30~11:30
日曜日(韓国の仁川への出発便がある日のみ) 8:30~11:30
2.証明書受取日時
 検査日に通知されます。
3.必要なもの
パスポート原本
Eチケット
検査料 10歳未満の方 5万キープ、10歳以上の方 65万キープ(いずれも現金のみ)
4.予約 不要
5.場所
https://goo.gl/maps/jWPJk1szY8niddTG9
6.電話番号 021-312351

引用サイト
https://www.la.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00964.html

[2023年3月追記]
MySOSの取り扱いは、2023年1月13日をもって終了しました。日本入国のための検疫手続き(ファストトラック)は「Visit Japan Web」をご利用ください。
・URL: https://www.hco.mhlw.go.jp/

首都ビエンチャンの様子

首都ビエンチャンの様子
メコン川河岸のマーケット

一時的なロックダウンを経験したものの、2022年に入ってから、市民生活はほぼ通常通りに戻っており、観光客に人気のメコン川沿いのナイトマーケットも毎夜開かれています。

ビエンチャン中心部のショッピングモール内にあるシネコン
ビエンチャン中心部のショッピングモール内にあるシネコン

首都ビエンチャンの大規模ショッピングモールは、通常通り営業しています。モール内のシネコンも営業中です。お客さんのマスク着用率は、かなり低いです。

店員でもマスクをしていない人も散見されます
店員でもマスクをしていない人も散見されます

ショップ同様、オープンしている飲食店では、店員もお客さんも、マスク着用率は低いです。またこのコロナ禍で、休業を続けたり、廃業した店も少なくないので、訪問する前には確認が必要です。

旅のバイブル「地球の歩き方」ガイドブック

アジアで最ものんびりした時間が流れるこの国は、「東南アジア最後の秘境」と呼ばれる。街全体が世界遺産に登録された美しき古都ルアンパバーン、成長し続ける首都ビエンチャン、謎の石壺平野ジャール平原、山岳民族の宝庫ルアンナムター、旅人の心をとらえて離さないこの国にぜひ足を運んでほしい。

※当記事は、2022年9月7日現在のものです

TEXT: 『地球の歩き方ガイドブックD23ラオス』編集担当 秋山 岳志  
PHOTO: 藤澤冬詩

〈地球の歩き方編集室よりお願い〉
渡航についての最新情報は下記などを参考に必ず各自でご確認ください。
◎外務省海外安全ホームページ
・URL:https://www.anzen.mofa.go.jp/index.html
◎厚生労働省:新型コロナウイルス感染症について
・URL:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

筆者

地球の歩き方書籍編集部

1979年創刊の国内外ガイドブック『地球の歩き方』の書籍編集チームです。ガイドブック制作の過程で得た旅の最新情報・お役立ち情報をお届けします。

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